1月12日から放送されている新ドラマ『オー!マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系)。平凡な田舎娘がひょんなことから華やかな東京のファッション誌編集部に就職。鬼編集長とイケメン御曹司に振り回されながらも、仕事に恋に奮闘するラブコメディーだ。

「まんまハリウッドの大ヒット映画『プラダを着た悪魔』だ、なんて声もありますけど、スタートは大成功。オンエア直後から『ボス恋』関連のツイート数が世界1位になって」(スポーツ紙記者)

『ボス恋』の初回視聴率は11%超

 主演を務めているのが上白石萌音。同じTBS系列で昨年放送されたドラマ『恋はつづくよどこまでも』のヒロインとして一気に名を上げた、ほんわかした笑顔がトレードマークの若手女優だ。同作では、佐藤健が扮するドS医師と上白石扮する新米ナースとの“ツンデレ”イチャイチャっぷりに、女性たちが卒倒。一大“恋つづ”ブームが巻き起こったのは記憶に新しいが、

売り出し中の女優が短期間に同じ局の同じ放送枠、しかも同じジャンルの作品に立て続けに出演するのは珍しい。事務所としては若いうちにいろいろな作品、役を経験させたいし、何より“色”がつくのをいちばん避けたがるものなので」(芸能事務所関係者)

 にもかかわらず上白石の主演再登板が実現したのは、制作サイドが“2匹目のドジョウ”を狙って猛烈オファーをかけたからだという。

 結果、『ボス恋』の初回視聴率は11%超。見事、期待に応えた新・ラブコメの女王の撮影現場はさぞ熱く盛り上がっているだろうと思いきや、その空気を“お寒く”する共演者がいるというではないか。

「それ、ユースケ・サンタマリアさんなんです……」(前出・制作会社関係者)

『ボス恋』には、上白石が務める出版社の副社長役で出演中。物語の今後のカギを握りそうな役どころなのだが、ユースケといえば『踊る大捜査線』シリーズでのエリート刑事役に始まり、最近ではNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の神経質な戦国武将役まで、あらゆる役をこなせる怪優……もとい名優である。

「実はユースケさん、ドラマや映画の撮影中、自分の登場シーンに突然入れてくる“アドリブ”があるんですよ。それというのが“ピーマンかと思ったらシシトウだったんだよ!”っていう意味不明なアドリブなんですけど……」(同・制作会社関係者)

 え!? どういうこと?

'20年12月、ドラマ『ボス恋』のロケに臨む上白石萌音
'20年12月、ドラマ『ボス恋』のロケに臨む上白石萌音

いや、ご本人は単純にウケると思ってやってるんです(苦笑)。でも、共演者もスタッフも笑うどころか固まっちゃう。毎回、盛大にスベる」(同・制作会社関係者)

 そんな謎アドリブ、そりゃ誰も笑えないっての!

「でもこれ、ユースケさんのお決まりなんです。“みんなの緊張をほぐすため”と『踊る』のころからずっと続けているそう。『ボス恋』でもロケしょっぱなにかまして、現場の空気を一気に凍らせたんですが(苦笑)。でも上白石さんひとりだけ“びっくりしたぁ!”って笑っていて」(同・制作会社関係者)

 さすが、ラブコメの女王!?