元欅坂46で女優の今泉佑唯が、1月21日に公式サイトで、人気ユーチューバーでラッパーのワタナベマホトとの結婚と妊娠を同時に発表し、大きな話題を集めている。
公式サイトでは「ご報告」というタイトルで発表され、
「信念を持ち、真摯にお仕事と向き合う姿に惹かれました」
「どんなときも優しく包み込んでくれる彼とこの先もずっと一緒にいたいと、心からそう思いました」
と、今泉の心境が綴られた。
いっぽう、お相手のマホトも同日、自身のYouTubeチャンネルで<【ご報告】今泉佑唯さんと結婚することになりました。>というタイトルの結婚報告動画を投稿した。
時代はヒルズ族からユーチューバーへ
男性人気ユーチューバーとの熱愛といえば、昨年はモデルで女優の池田エライザと水溜りボンドのカンタの半同棲報道や、女優の浜辺美波と体重150キロ超のユーチューバー・パパラピーズのじんじんの“親密交際”報道などが印象深い。さらに新年早々、フジテレビの久代萌美アナが、チャンネル登録者数120万人以上を誇るユーチューバー、『北の打ち師達』メンバーのはるくんと結婚。
「そこにきての今回の今泉さんの結婚です。昭和から平成の前期までの時代は、女優や女性タレントのお相手は『青年実業家』という、ちょっと謎めいた肩書きがの人が“鉄板”でした。そこからIT系ベンチャーの社長、いわゆる『ヒルズ族』と呼ばれる面々に移り変わり、今はユーチューバーの時代が来たと言えるでしょう」
と、ある芸能ジャーナリストは言う。ユーチューバーは小学生がなりたい職業の上位にランクインされたり、人気芸能人が次々と参戦し成功を収めるなど、お金を稼げるだけでなく、いま最も勢いがあり華やかな職業と言える。前出のジャーナリストが続ける。
「ユーチューバーの話題は日々ネットニュースにも上がりますし、YouTubeというメディアの浸透度と、影響力の大きさを実感します。若い女性にとっても日常的に動画を試聴する機会が多く、ユーチューバーはテレビで見る俳優やタレントよりも身近な存在に感じるので、リアルに恋愛を楽しむことができるようです」
ユーチューバーはネットの中で活動し、タレントや女優は主にテレビなどの仕事を中心としているが、そんなふたりは、いったいどこで出会うのだろうか。
「ユーチューバーは芸能事務所などに所属せず、自ら運営しているケースが多いです。そのため、コラボ企画を持ちかけたり持ちかけられたりと、直接交渉できる機会があるので、そのあたり芸能事務所同士とは違って、出会いのハードルは低いはずです」(テレビ関係者)
かつて、“プロ野球選手と女子アナ”、“サッカー選手とモデル”、というカップルが多かったように、“ユーチューバーと女優”という出会いの場を橋渡しする人が存在するのではという説も捨てきれないという。
華やかなテレビやスクリーンの世界で活躍する女性たちの周りには、人気俳優や芸人など魅力的な男性もいるはずだが、ユーチューバーに惹かれる要因として、前出の関係者は次のように分析する。
「今泉さんのコメントにもありましたが、自分の夢に向かっている姿、自分がやりたいことをやっている姿はとても才能にあふれ、魅力的に映るのだと思います」
ユーチューバーだけでなく、最近の女優やタレントのお相手選びには、ある変化が見られるという。これまでの“同業俳優”や“IT社長”といった目立つ職業よりも、一般人や裏方といった存在を選ぶ人が多い。つい先日も、夏菜と河北麻友子が一般人との結婚を発表したばかり。
「一般人との熱愛や結婚、スタッフやプロデューサーといった“裏方”とのお付き合いが増えていますよね。最近は、いかにも見た目で選んだようなお相手はステータスにもならず、さらに自分の好感度にも影響します。ユーチューバーも、人気がどこまで続くかわからない存在ではありますが、一般人のお相手も含めて、女性側が『自分が稼ぐから大丈夫』という自負があるように思います」(前出テレビ関係者)
今泉・マホト夫妻の末永い幸せと活躍を願いたい。
〈取材・文/渋谷恭太郎〉