10周年→20周年へ
今だから語れる話
――アニバーサリーアルバム『SZ10TH』に収録されている新曲『RIGHT NEXT TO YOU』はみなさんで選んだという全編英語の歌詞ですね。
佐藤「たくさんの候補から曲を選ぶときに、今回は挑戦するほうを取っていったんです。歌詞は全部英語詞にして、振り付けは海外アーティストなどの振り付けを担当している方にお願いしました。すべてチャレンジ、攻めていくのがテーマ。僕たちにとって未来に向けた曲になったと思います」
中島「日本のみならず世界水準で楽曲を作っていこうという意識もありましたし、僕たちがいま見せられる最上級の表現がこの曲には詰まっています」
松島「全編英語詞は大変でしたね。僕が療養している期間もシングルのカップリング曲に『Small Love Song』、復帰してからも『Arms Around Me』と英語曲がありました。そして、今回の新曲もハードルが高いけど、僕たちのやる気をいま、このタイミングで見せるのはいいチャンスだと思いました」
菊池「(活動休止中の)マリウス(葉)もこの曲を気に入ってましたね」
佐藤「英語はマリウスの武器のひとつなので、それを僕らが歌ってつなげるというのも意味があるなと思います」
――もうひとつの新曲『Change the World』は、みなさんが作詞に参加されています。菊池さんのパート“傷ついて傷つけて”という歌詞が気になります。
菊池「基本は、自分が歌っているパートは自分で作詞しています。何に“傷ついて傷つけて”なのかは、ご想像にお任せしたいですね。ファンの方によっても、応援した時期によっても思い当たることは違うと思うし。いちばんわかりやすいところで言うと、本当は5人グループなのに3人体制で活動した時期(デビュー後、1年ほど佐藤、中島、菊池の3人で活動)があって。当時、僕らももちろんいろいろ考えましたし、聴く人によってそれぞれ思いがあると思うので、ご自身に重ねてもらえればと思います」
――1月に放送されたバラエティー番組『突然ですが占ってもいいですか?』に菊池さんと松島さんが出演されたとき、菊池さんが「松島が帰ってこなかったら諦めようと思ってた」と話していましたね。
菊池「松島が戻って来なかったらSexy Zoneが終わりだとかそういうことじゃなくて……。言い方が難しいんですけど、松島がグループに帰ってくることができないくらいキツいと思わせちゃったのだとしたら、どこかで俺の心も折れてたっていうことなんです。メンバーそれぞれ同じだとは思うんですが、松島のことすごい好きだし。ただ、それで松島にプレッシャーを与えたくないっていう思いがありましたね」