年齢的にも
結婚を意識するように
驚くことに、ド迫力のアクションは、ほぼスタントなし。
「2年前のドラマのときは“全部自分でやりたい”って言ったんです。でも、それから年齢を重ねたこともあって、“できないところはスタントマンさんにお願いします”っていう感じに変わってはいたんですけど……。いざやってみると“それならできます!”ってスイッチが入ってしまって(笑)。結果、ほぼ自分でやりました。大変だったぶん、映画を見たときに頑張ってよかったっていう達成感がありましたね」
公安の夫と元特殊工作員の妻というワケあり夫婦は、平穏で幸せな生活を送ることができるのか。ドラマから続く史上最強の夫婦ゲンカの行方も気になる物語。
「結ばれてはいけないふたり……。複雑ですよね。私自身、家族をつくりたいなっていう気持ちが徐々に出てきています。年齢的なこともあるんですけど。ただ、あまり現実的には考えられていなくて、半分だけ想像できるって感じです(笑)」
それじゃ、映画のタイトルのように“奥様”と呼ばれたい?
「あんまり考えたことがなかったです。“奥様”っていい響きですけど、なかなか呼ばれることがないですよね(笑)。“お嫁さん”とか、“奥さん”とかがいいかな。ありのままをお互い受け入れることができて、よろこびを分かち合える夫婦っていいなって思います。久実みたいに、ご主人に従順な部分も私の中にありますよ。ただ、菜美みたいにタブーがあるから家ではおとなしくしていないといけない、みたいに抑え込まれちゃう感じの夫婦関係は、難しいなぁと思います」
自分らしい、とは?
「自分らしくしたほうがいい」と言われても、“どんなんだっけ?”と思うことってありますよね。そんなときに友達に聞くと、確かにそういうところあるなって。
最近だと、“切り替えが早い”とか、“けっこう視野が広い”って言われたんですけど、自分ではピンときていないです(笑)。家族や友達、まわりのスタッフのみなさん、応援してくださる人たちがいることを大事にしていると気分がよくなるじゃないですか。そういうときが本当の自分で、自分らしさが出るんじゃないかな。
綾瀬はるかが、こうなったら注意!
眠いときと、お腹がすいているとき。無口になります(笑)。お腹がすいたときは口に出しちゃいますけど、眠いときは“あれ? 急に静かになった”って思われていると思う(笑)。
当初、昨年3月の公開予定だった映画。
この1年、どんな時間に?
勉強の時間になりました。これまで読めなかった本を読んだり、映画を見たり、部屋の掃除をしたり、子どものころの手紙を読み返してみたり。いろいろと感じ、思いを巡らせる時間になりましたね。映画のテーマのひとつでもある、“自分らしさ”ということを考えることもありました。
劇場版『奥様は、取り扱い注意』
3月19日より全国東宝系にて公開
イヤリング:ヴァンドーム青山(ヴァンドーム青山本店)