「解決金」支払いの狙いとは

 しかし、その点に関しても、冒頭の会見内で上芝弁護士が言及したという。

今回の文書を発表する前から、世間から“長すぎる”などと思われたり、内容についての非難や、さらなる中傷を受ける可能性があることは想定していたそうです。

 文書を公表した目的は、あくまで金銭トラブルの経緯についての説明のため。国民から理解を得たいというよりは、経緯を説明するために作成したものだったようです」(宮内庁関係者)

 文書公表から数日で、方針がガラッと変わったように見えてしまうが……。

「小室さんは、文書を公表する前から元婚約者に解決金を支払うことを決めていたそうです。ただ、何の説明もなく解決金を払ってしまった場合、世間から“借金を返したんだ”と受け止められる可能性が非常に高かった。

 どうしても借金だと思われたくない小室さん親子は事前に文書を公表し、1人でも多くの国民に金銭トラブルに関する自分たちの主張を知ってほしかったのだと思います。文書の中でも“名誉の問題”と触れているように、小室さん親子のプライドや意向が大いに影響して、今回のシナリオに落ち着いたのでしょう」(同・前)

 このタイミングでの“解決金宣言”は、「文書が批判されたから払うことにしたのでは」という憶測を呼んでしまう“悪手”のようにも思えるが、はたして――。