《自殺したかったのは私だけど、被害者はどっち!? つるし上げたかったわけじゃない。何度でも私は言うわ》

 4月15日、自身のインスタグラムでライブ配信を行ったマリエ。4月4日に“告発”した騒動に触れて、あらためて発言内容が真実であることを主張したのだった。スポーツ紙芸能デスクが解説する。

マリエさんが18歳の時、番組打ち上げの席で島田紳助さんから“身体の関係”を持つことを求められ、同席していた出川哲朗やお笑いコンビ『やるせなす』、また女性タレントらが“やりなよ”と煽っていたというものです。芸能界から“干される”のを覚悟して誘いを断り、実際に番組を降板させられたと主張していました。

 とはいえ、15年近くも前の話で証拠がなく、当事者とその場に居合わせた者にしかわかりえない話。彼女の言い分だけを鵜呑みにすることはできず、テレビを含めて扱いに慎重になっています」

 その“当事者”の言い分として、4月15日に配信された『NEWSポストセブン』では、島田紳助氏が関係者に話したこととして、マリエとは打ち上げで他の共演者らと同席したことは認めるも、

《2人で酒を飲んだこともないし、電話番号すら知らん。誘ったことなんてない》《マリエさんに向けて枕営業の話をしていた事実はない》と、完全否定したとある。

 つまりは“言った、言わない”の水掛け論状態。騒動は平行線のまま収まりそうにない。

 では、マリエが名指しした同席者はどうか。告発から4日後、出川の事務所は本人に確認したとして《お騒がせしているような事実はない》と発表。同様にやるせなすの事務所も続いたのだった。

一本気で曲がったことが大嫌い

 しかし、出川を古くから知る芸能プロ・マネージャーは「仮にマリエさんの話が真実とするならば」とした上で、「今頃、彼はモヤモヤした気持ちを抱えているかも」と話す。

「その頃は、まだまだ“嫌われキャラ”で汚れ仕事も多かった出川さんですが、基本的には一本気でウソや曲がったことが大嫌いな性格。もともと育ちもいいですし、特に結婚してからは周囲に気遣いすることも多くなりましたね。

 かつては旧態依然だった事務所に対し、後輩のためにギャラ改革を交渉したのも出川さんだったと言います。その相談に乗っていたのも紳助さんだったみたいですが。とにかく、後輩からもいじられるイメージですが、実は芸人仲間からの信頼も厚く、尊敬もされているんです」

 また、番組スタッフや共演者を懸命に守ろうとする姿もあった。2018年に『週刊文春』が、出川自身も出演する『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で宮川大輔が出演する企画において“ヤラセ”があったことを報じた時だった。

 ちょうどこの時、新CM発表会イベントに出席していた出川。当初より囲み取材は予定に入っておらず、イベントが終了して一旦はステージを降りたのだが、自ら再度戻ってきて取材に応じたのだった。

「下手な発言はできず、自身にも疑いを向けられる可能性もあるわけで、周囲からも“対応はやめたほうがいい”と止められていたそうですが、出川さんの性格ゆえでしょう。“いや、やっぱりオレ話すよ”と、『イッテQ』出演者で初めて騒動に“男気”対応したのです。そして“本当にスタッフも大輔も、面白い番組を作りたい気持ちで本当に頑張っている”と、涙ながらに懸命に理解を求めた姿が印象的でした。

 今や、好感度タレントの出川さんですが、おそらくは芸人としてその地位に執着しているわけではないと思います。それよりも自身の働きが後輩や事務所を支えていること、そしてマリエさんの告発との間で葛藤しているのかもしれませんね」(前出・芸能プロ・マネージャー)

 何が真実なのか、出川本人から語られる日はくるのだろうか。