『皇籍離脱』の前例を作りたくない宮内庁
小室さんのスタンスに不満を抱く宮内庁も、秋篠宮さまと足並みをそろえるようだ。
「一連の儀式を行わずに『皇籍離脱』で民間人となってから結婚するという方法もありますが、宮内庁としては“前例”を作りたくないでしょう。
今後結婚される可能性の高い佳子さまや愛子さまにも影響が出るおそれがありますからね」(同・前)
秋篠宮さまと眞子さまと宮内庁が“一連の結婚儀式を行う”方向を目指しているのが実情というわけだ。
宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんも、一連の儀式を経てから今秋に結婚されると予想する。
「東京オリンピック・パラリンピックの開催中は選手の活躍を伝える報道量が減らないように、結婚に関する大きな発表や儀式はないでしょう。
結婚に関する通常のプロセスを経る場合は、6月中旬ごろに日程が発表され、7月の初旬ごろに『納采の儀』が行われるのではないかと予想しています。
その後、9月から10月に『告期の儀』や『朝見の儀』などを経て結婚されるのではないでしょうか。
12月1日には愛子内親王殿下が成年を迎えられるお祝いごとが控えていますし、昨年11月の眞子内親王殿下のお気持ち文書の内容を拝見すると、そこから1年以内に結婚されるとみるのが妥当だと思うからです」
しかも、6月ごろに秋篠宮さまから驚きの“お気持ち発表”があるようで─。
「『納采の儀』など、結婚に関する儀式のスケジュールを宮内庁が発表することになれば、あわせて秋篠宮殿下のお気持ちも発表されるのではないでしょうか。
『納采の儀』を行うかどうかは、殿下がお決めになることですが“多くの人が納得し、喜んでくれる状況”になっていない中で、儀式を行う苦しい胸の内を国民に示されるのではないかと思います」(山下さん)
眞子さまと小室さんのために、国民からの猛逆風におひとりで立ち向かわれる。
「秋篠宮さまは、インターネットで逐一、ご自分たちに関わるニュースをチェックされていると聞きます。
今後どんな対策を打とうと、この結婚が多くの国民から祝福される状況になるのが厳しいことは十分におわかりのはずです。
小室さんは金銭トラブルの経緯を事細かに文書にして、一応の努力は見せました。
一連の結婚儀式を行う前に、今度は殿下が国民に対して“見える形”でお気持ちを公表されるのでしょう」(前出・秋篠宮家関係者)
殿下の深刻な決断を、国民はどう受け止めるのだろうか。