「退所」をチラつかせて復帰を

 4月30日には、自身が監督を務める『KONDO Racing Team』の公式HP上において、《弊社代表 近藤真彦に関するご報告》としてジャニーズ事務所との“円満退社”を報告し、さらに《弊社としましては、従来通りのレース活動を継続していくことを報告させて頂きます》と発表。今なお自粛期間中とはするも、5月からは本格的にレースシーズンが始まるだけに早々に復帰するのかもしれない。

 一方で、ヒガシをはじめとした親しい関係者にも相談せずに突然、自ら退所を申し出たのには、こんな“思惑”が見え隠れしていたとも。

マッチさんは自粛を解かせるための“ブラフ”として退所をチラつかせた、とも考えられます。“俺が辞めたら困るだろう、誰かが止めるだろう”と。ところが、彼を引き止めるものはいなかった、というのが実際のところではないでしょうか。

 というのも、ご存知の通り、近年のジャニーズは藤島ジュリー景子新社長と滝沢秀明副社長を中心に世代交代を押し進めています。『King & Prince』をはじめ、『Snow Man』や『Six Tones』らを中心とした、CDセールスやライブ、それに物販(グッズなど)で収益を出せる若手グループの育成を優先しているのです」(前出・テレビ局プロデューサー)

 かたや、昨年に40周年を迎えていたマッチだが、不倫騒動によってコンサートツアーも完走できずに歌番組への出演も取りやめに。そもそも近年の仕事ぶりは会社に大きな利益をもたらしていた、とは言いがたい。

「それでも、所内で我が物顔で振る舞うマッチさんは、ジュリー社長も強く言えない“目の上のタンコブ”のようなもの。扱いに困っていたところに本人から退所を申し出てくれて、すんなりと事が運んだということでしょう。苦楽を共にしたヒガシさんにしてみれば納得いかない退所劇なのかもしれませんが、マッチさんと事務所の双方で“円満”だったのは間違いなさそう」(前出・テレビ局プロデューサー)

 “けじめ”をつけたのか、つけられたのか。