Koki,が18歳の誕生日を迎えた2月、静香は自身のインスタグラムでお祝いのコメントとともに、娘たちが幼い時に描いていたこんな未来を綴っていた。

《きっと娘達は海外に進学する道を選ぶのだろうな、寂しなぁ、でも娘達の人生だから全て受け入れ尊重しよう。離れている娘達に、色々言うよりこの曲を聞いてもらおう》(原文ママ)

2005年、Cocomi(写真右)とKoki(写真左)を軽々と抱っこする工藤静香
2005年、Cocomi(写真右)とKoki(写真左)を軽々と抱っこする工藤静香
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 一方で、昨年4月から名門・桐朋学園大学音楽学部に通い、プロのフルート奏者になることを目指している長女のCocomi。1月には老舗『東京フィルハーモニー交響楽団』のオーケストラでソリストも務めたのだが、どういったわけか、6月公開のアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』で声優デビューすることに。

 映画の企画・プロデュースを務めるのは、木村家と家族ぐるみの付き合いをする明石家さんまだけに、その関係からオファーがあったことは容易に想像できる。とはいえ、なぜ急に“進路”を変えたのか。

「小学生の頃はコンクールで数々の賞をもらっていたココちゃんですが、中学生になって少々伸び悩んでいた時期があったそうです。思い悩んで相談したら、静香さんは“いいんじゃない? やめちゃえば?”とあっさり。

 そして、漫画やアニメに興味を持っていた娘に“じゃあ、声優やってみる?”と、養成学校に通うことを勧めたそう。静香さんもかつてはアニメ映画に声優出演したこともあり、その道でも人脈があるのでしょう」(前出・芸能関係者)

 娘たちの意思を尊重しつつも、場合によっては別の道も用意してみせる。時に“親の七光り”とうつる行為も、静香なりの娘たちに向けた母の愛と責任なのだろう。

直撃に「裏切り者扱いしないで」

 こうして家族のサポート役として裏方に徹してきた静香だったが、珍しく表舞台に出てきたことがあった。2015年から2016年にかけて勃発したSMAP解散騒動で、当初は5人での独立を進めていたメンバーのうち、土壇場で翻ったとされる木村。そのために、世間から“裏切り者”扱いされてバッシングを受けたのだ。

「彼の美徳なのか、いっさいの反論や言い訳をしなかったキムタク。ますます過熱する報道に、普段は直撃取材に対応することのない静香が『フライデー』に“どうして私たちが裏切り者扱いされなくちゃならないの!?”と、堰(せき)を切ったように反論したのです。

 よほど悔しい思いをため込んでいたのでしょう。彼女が“キムタクの妻”としてメディアの前に立ったのは、これが初めてのことだと思います。家族の生活を守らなければならないキムタクの選択も間違いとは言えませんからね」(芸能リポーター)

 これが発奮材料となったのか、ジャニーズ残留を選んだ木村は劇的な復活を遂げる。ドラマや映画に積極的に出演し、『マクドナルド』や『日産自動車』といったナショナルクライアントからのCM出演も決定。歌手としてもソロデビューし、5年ぶりにライブもやり遂げた。