森高千里のようなあっさり顔は老けにくい
イム子:なるほど! その点、森高さんはお若いころより2~3キロ程度は太ったかも? という印象ですがそれこそが“奇跡の50代”でいられる秘訣なのでしょうか。
入谷先生:それはあるかもしれませんね。あとは森高さんも東山さんと同じあっさり顔。このようなタイプは老けにくいんです。強いて言えば、シミ・シワ・たるみなどのスキンケアとしてのメンテナンスをこまめにすると、“奇跡の60代”を迎えられると思います! 具体的には「ウルセラ」や「サーマクール」、「水光注射」などがおすすめです。
イム子:ツヤ肌を取り戻す「水光注射」は私も興味があるのですが、ダウンタイムが気になります。
入谷先生:新しいタイプのものは注入の仕方が工夫され、跡もさほど目立ちません。定期ケアとして受ける方もたくさんいますよ。
イム子:そうなんですね! ところで、旦那さんの江口さんはいかがでしょうか?
入谷先生:年齢にしてはちょっと頬がやつれてシワが深めかな。あと目がくぼみぎみでしょうか。俳優さんなので渋みが増すことはいいことかもしれませんが、50代は男性も更年期が起きると言われる時期で、体調や見た目に変化が表れやすい年代です。
イム子:男性にも更年期があるのですね。では江口さんのようなタイプのケア策はどのようなものがあるのでしょうか?
入谷先生:江口さんも「ヒアルロン酸注入」、または「脂肪注入」でお顔に足りないボリュームを出すことですね。加齢ケアには「ヒアルロン酸」はかなり使えます。
最も若見え、老け見えする夫婦は?
イム子:ヒアルロン酸、頼もしい! ところでゲスな質問ですが……最も若見え、老け見えする夫婦はズバリどの夫婦でしょうか?
入谷先生:若見えなら、もし東山さんと森高さんが夫婦だったら文句なしに優勝なんですが(笑)。夫・妻の底上げ力がすごい東山さん・木村佳乃さん夫婦と、江口さん・森高さん夫婦が同位で1位かな。老け見えは、そこまで若見えタイプではない木村拓哉さんと元から老け顔タイプな工藤さん夫婦です。ちなみに個人戦ならワーストは工藤さん・江口さん!
イム子:やはりお顔が骨っぽい、シワっぽいタイプは老けて見えてしまうんですね。
入谷先生:もともとの骨格や体質なので仕方ない面もありますが、やはりゴツゴツしわしわよりハリがあるほうが、同じ顔でも断然、若く見えます。
イム子:同じ顔といえば、夫婦の見た目は似てくるという話もありますが、そういうことは実際あるのでしょうか?
入谷先生:同じ家で暮らしているとライフスタイルが近くなるので、似る要因は増えますね。例えば木村拓哉さんと工藤さんは夫婦ともにサーフィンが趣味なので紫外線を浴びやすい。なので肌がシワっぽくなりやすい……などですね。そういえばこのご夫婦は面長で、顔タイプも似てるかも?
イム子:趣味も同じで顔も似てる、例えちょっと老け見えしても夫婦仲もよさそうだし、幸せな雰囲気がありますね。では最後に、それぞれの夫婦へのオススメの美容ケアを教えてください。
入谷先生:これは全員に言えることですが、これから太りすぎず、痩せすぎないこと! 皮下脂肪って若々しさにはけっこう大事なんです。とはいえ、太ったり痩せたりを繰り返すとシワやたるみの原因にもなるので気をつけましょう。あとは「ウルセラ」やレーザー系の定期ケアで常に肌を底上げするといいですね。それと工藤さん、シワのケアをするなら深くならないうちにお早めに! ですね!
今回お話を伺ったのは…
入谷英里先生:
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック』に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている