「火曜日の夜9時から放送されているカンテレ制作のドラマ枠が、今秋から月曜の夜10時に移動することに。第1弾の作品は綾野剛さん主演の刑事モノだと聞いています。TBS系『MIU404』での刑事役も好評だっただけに、ヒットが期待できるのでは」(芸能プロ関係者)
現在、月曜夜10時から放送されている所ジョージの冠番組『新説!所JAPAN』もカンテレが制作。一部報道によると、同番組の終了も噂されているが……。
「所さんの番組も好評なだけに、放送枠だけを入れ替える方向で調整しているそうです」(関西テレビ関係者)
カンテレにドラマ枠の移動について聞くも、
「編成に関してはお答えできません」
とのことだった。フジの看板ドラマ枠“月9”もあるだけに、放送枠を移動すれば2時間続けてドラマ……ということになるが、それこそがフジテレビの狙いだという。
コロナ禍で動画配信サービスが好調
「新型コロナの影響でおうち時間が増えたこともあり、各局動画配信サービスが好調なんです。その中でもドル箱なのがドラマ。テレビはリアルタイムで視聴する若者が減っているため、視聴率こそ苦戦する作品が多いものの、サブスクリプション(定額サービス)が定着したこともあり、面白い作品であればお金を払うことに抵抗がない人も増えています。
カンテレのドラマは全体的に評価が高いわりに、視聴率はそれほどよくない。そこで枠を移動させることで、数字のいい月9の流れに乗ろうと考えたようですね」(テレビ誌編集者)
どうやら、他局の編成も関係しているようだ。
「月曜の夜10時は、これまでテレビ東京の『ドラマBiz』が放送されていたのですが、昨年6月に終了。ドラマ枠を1時間ズラし、『ドラマプレミア23』として再出発しました。民放でドラマがかぶらないことも大きいみたいですね」(同・テレビ誌編集者)
しかしこの移動で割を食ってしまいそうな局も。
「NHKはこれまで土曜の夜11時30分から放送していた『よるドラ』を、今春から月曜日の夜10時45分に移動させたばかりなんです。フジの『月10』、テレ東の『プレミア23』ともに放送時間帯がかぶってしまうため、NHKドラマへの影響は避けられないのでは」(NHK関係者)