“新ルール”によって、一致団結した5人。そんな彼らへの評価も変わってきている。
「デビュー当初は10〜20代のファンが多かったのですが、最近は40〜50代のファンが増えているんです。彼女たちは誰か特定のメンバーではなく、グループ全員を応援する“箱推し”が多い。自分の息子のような感覚なのか、“5人を育てたい”という思いが強いんですよ」(同・テレビ局関係者)
幅広い世代から支持され、国民的アイドルへの階段をのぼっているが、当の本人たちは“世界”を見ていて……。
「5月に発売されたシングル『Magic Touch』で全編英語の楽曲に初挑戦して以来、海外を意識した曲が増えています。7月にリリースしたアルバムに収録された『Namae Oshiete 』も世界的音楽プロデューサーのベイビーフェイスさんが手がけ、ダンスのレベルも高いです」(芸能プロ関係者)
メンバー全員が英会話を勉強中
海外向けの曲に対応するため、陰での努力も怠らない。
「全員が英会話の勉強をしているんです。英会話スクールに通い、定期的にメンバー同士で勉強会もしているといいます。キンプリの公式インスタグラムでも、必ず英語の文章も投稿していますし、海外ファンを意識していますよ」(同・芸能プロ関係者)
世界進出を目指す背景には、亡くなったジャニー喜多川さんと藤島メリー泰子さんの思いがあるようだ。
「キンプリはジャニーさんが生前デビューさせた最後のグループですし、メリーさんも彼らの楽曲制作に関わっていました。2人はアメリカ育ちで、“自分たちの生まれた地で活躍させたい”という思いがあったはず。キンプリにとって、父であり、母のような存在だった2人の夢を果たそうとしているのでしょう」(同・芸能プロ関係者)
“両親”に加えて、“あのグループ”の思いも引き継いでいる。