アンコールまで全力、MINIに感謝

 会場の興奮が冷めやらぬ中、アンコールに応えて再び登場したINI。公演用に製作された黒のTシャツ姿で披露したのは、プデュのテーマ曲『Let Me Fly~その未来へ~』。メンバー、そしてMINIにとって特別な思い入れがあるこのナンバーを、最高の笑顔でパフォーマンスする11人。

「僕たちの原点であるこの曲のおかげで、みなさんの元へ羽ばたくことができました」(許)と改めてMINIに感謝を伝え、締めとしてひとりずつ決意表明をしてくれました。(※最後に全コメント紹介)

公演中のマイクトラブルを乗り切り、プロらしさを見せた佐野雄大。歌もダンスも初心者だったが、韓国での厳しいレッスンで大きく成長。思わず目頭がジーン(C)LAPONE ENTERTAINMENT
公演中のマイクトラブルを乗り切り、プロらしさを見せた佐野雄大。歌もダンスも初心者だったが、韓国での厳しいレッスンで大きく成長。思わず目頭がジーン(C)LAPONE ENTERTAINMENT
【写真】INI、“エモい絡み”木村柾哉と尾崎匠海

 記念日ということでMINIと一緒に撮影をし、最後は手をつないで1列になり、深々とお辞儀。そしてステージ両サイドにダッシュし、お別れを惜しむように隅々までお手振り&アイコンタクト。

「ありがとう」「大好きやで~」「またねー!」とLEDスクリーンが下り切るまでメッセージを送る姿が印象的でした。

 個性も、歩んできた過程もさまざまだった11人がプデュで出会い、運命に導かれるようにINIとなったわけですが、終始メンバー同士で支え合い、リスペクトし合う関係性が今回の公演で垣間見え、本当にいいグループだなと実感。

 フレッシュな魅力がありながらも、パフォーマンスもファンサービスもすでにスター性にあふれ、彼らが目標とする“グローバルボーイズグループ”も決して夢物語で終わらないだろうと思いました。

 ここ数年、さまざまなオーディション番組が開催され、ボーイズグループ戦国時代ともいわれる日本の音楽業界。そんな中、所属事務所(韓国大手メディア企業・CJ ENMと吉本興業ホールディングスによる合弁会社で、先輩グループにJO1)のコネクションで、韓国の一流クリエーターによる楽曲や振り付けの提供を受け、差別化したパフォーマンスができるのもINIの大きな武器。

 唯一無二の魅力を持ったグループとしてどんな未来を切り開いていくのか、INIの今後が楽しみです!

【INI 決意表明の全文】
※ファンミーティング時のコメント順

田島将吾「11月3日にデビューして、思ったこと、感じたこと、やりたいこと、どんどん僕たちが発信していって、もっと新しいINI、もっと新しい僕を見せていきたいですし、一番はMINIのみなさんがINIを応援してよかったなって思ってもらえるようなグループにしていきたいです。これからも一緒に、ずっといてね!」

池崎理人「本日は本当に、本当にありがとうございました。人生でめちゃくちゃ素晴らしいと思える日がまた更新され、すごく感動しています。一言でいうと、『一生幸せにするのでINIに付いてきてください!』」

佐野雄大「夢が叶って本当に幸せです。ありがとうございました。これからはMINIのみなさんと一緒に寄り添い合って、INIを誰もが知っている大きなグループにしていけたらと思っていますので、これからもよろしくお願いします。(満面の笑みで)本当に大好きです!」

後藤威尊「こうやって大きいステージに立てるのもMINIのみなさんのおかげって、今日本当に実感して、めちゃくちゃ幸せです。この最高のステージで、パフォーマンスさせていただいて、いつも最高の環境で練習させていただいて、これもMINIのみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。絶対に世界まで連れて行くので、僕たちのことを信じて付いてきてください」

尾崎匠海「目標ということで一つ言いたいんですが、ツアーとかね、やりたいですねー!(フォーっと盛り上がるメンバー)絶対に連れていきますので、これからも応援よろしくお願いします」

許豊凡「僕たちがここまで来れたのは、すべてMINIのみなさんのおかげです。これからは僕たちと一緒に新しい時代を切り開いて、J-POPでもなく、K-POPでもなく、僕たちだけのINI-POPを作っていきましょー!(イェーイと応えるメンバー)」

松田迅「今日来てくれたMINIのみなさん、配信をご覧になってくれているMINIのみなさん、いつも支えてくれて本当にありがとうございます。僕たちがオリコン1位でスタートできたのも、みなさんのおかげです。僕たちも1日でも早くみなさんを世界に連れていって、たくさんの仲間をみなさんに共有できるように僕たち頑張っていきますので、僕たちを信じて付いてきてください」

西 洸人「なんか、本当にあっという間でした。(公演がもう終わりで)僕も悲しいです。正直、裏で始まる前から泣きそうになって、だらしない最年長だなぁと思いながらやっていたんですけれど、ハハハ。 僕たち、スタートが本当にすごい良すぎて、デビューもできて、オリコンなどで1位を取らせていただいて、こんな会場で最高のパフォーマンスをさせていただいて。でも、それも全部MINIのみなさんがいてくれたからで。でも、僕たちはもっともっと、まだまだ行けます。だから、もっともっとデカいところに連れていくので付いてきてください」

藤牧京介「今日は本当にありがとうございました。今後、この景色を何年後も、何十年後も見られるように、ずっと愛されるアーティストになりたいなと本当に思います。今日は配信を見てくださっている方にもめちゃくちゃ会いたいんで、これからもよろしくお願いします」

高塚大夢「来てくださったみなさん、配信をご覧のみなさんと、5年後、10年後また会って、もう一度ライブとかができるくらいの大きいアイドルになりたいと思います。配信(をご覧)の人も、僕たちずっと待っているんで、また会場に来てください」

木村柾哉「今日はこんな大きな会場でライブをさせてもらって、みんなも言っているように、僕も、もっともっと大きいところでライブをして、配信で見てくださっているみなさんにも、見に来ていただきたいです。これからも引き続き頑張るので、応援をよろしくお願いします」

※池崎の「崎」は正しくは「たつさき」、高塚の「高」は、正しくははしごだか

取材・文/新森実夏