さまざまな背景のもと終了することとなったが、早くも気になるのが『笑っていいとも!』から受け継いだフジテレビの伝統的な放送枠の行方。

 SNS上では『いいとも!』の復活やタモリの復帰を望む声も上がる中、後任として『バイキング』にも出演するあの俳優の名前が浮上した。

坂上の“相棒”が鍵

「コメンテーターとして出演している薬丸裕英さんです。TBS系『はなまるマーケット』のMCを務めていたこともあり、坂上さんより主婦層からの好感度も高いですからね」(芸能プロ関係者)

 次なる“看板”に大きな注目が集まるが、番組の内容はすでに決まっているのか。

「細かいことはこれからだと思いますが、予算などを考えると、やはりトーク中心のワイドショーになるでしょう。大物タレントを多く起用することは考えにくいですね。'21年中に調整を進めて、詳細は年が明けてからの発表になるかと」(前出・フジテレビ関係者)

 他局からも熱い視線が注がれている、フジテレビの動向。春からの新番組について、コラムニストのペリー荻野さんはこう語る。

「坂上さんの売りだった“本音トーク”からまた違う方向に舵を切っていくということで、大変だと思います。ただ、フジテレビは力のあるアナウンサーがいる局。その人材を生かした番組になるのかなと。人気アナウンサーを育てる土壌がありますし、予算削減の点でも大きなメリットになります」(ペリーさん)

『笑っていいとも!』の後継番組として'14年にスタート。開始当初は曜日ごとにMCが異なり、坂上忍も当時は月曜の司会を務めていた
『笑っていいとも!』の後継番組として'14年にスタート。開始当初は曜日ごとにMCが異なり、坂上忍も当時は月曜の司会を務めていた
【直撃写真】私服姿の坂上忍、愛犬の散歩中でも記者の問いに答える

 止まらぬ業績悪化のため、11月末には50代以上の社員を対象に早期退職者を募集したフジテレビ。予算削減の意味でも、自社の社員であるアナウンサーを多用していくのは必然の流れかもしれない。

 アナウンサーの中でも特に気になるのは、坂上の相棒を務めた伊藤アナだ。

「メインMC、伊藤アナ、若手アナのトリオで進めるのも面白いでしょうし、柔軟な対応ができる彼をサポート役に置くことで、メインMCの選択肢も広がると思います」(ペリーさん)

 芸能レポーターの川内天子さんも、伊藤アナには太鼓判を押す。