「そもそも、そうした経験を積んだのは、労働の尊さを改めて実感するためと、自分がいつか生むかもしれない子どもにお金の大切さや社会でのいろいろな経験を教えたいという気持ちがあったから。自らの特殊な育ちにより、自分と世間とは感覚のズレがあるかもしれないからこそ、今きちんと経験を積んでおくべきだと努力していたんです。
懐石料理屋ではホールを担当し、調理の手伝いもトイレ掃除も、頼まれることは何でもこなしていました。ダイニングバーではワンフロアを任され、水割りやカクテルを作って提供していたそうで、接客の仕事が楽しく、自分に向いていると思ったため、本気で正社員になろうかと悩んだ時期もあったとか」(芸能プロ関係者)
“おひとりさま”上手な一面
'06年12月に「神田沙也加」として芸能活動再開。歌手や声優、ミュージカル女優として活路を見出し、徐々に頭角を現していった。
舞台などの番宣でバラエティー番組に出演するときなどは、ラーメン愛を語るなど一部のプライベートも披露している。特に母親の出身地である博多系のとんこつラーメンが大好物だったという。
「沙也加ちゃんは週に3~4回はラーメンを食べるほどのラーメン好き。思い立ったらすぐに食べたくなるため、ラーメン屋だけではなく牛丼屋や焼肉屋にもひとりで行くタイプ。気になった店にふらっと入ってランチをすることも多かったようです。
ひとりで映画を観たり、カラオケやゲームセンターに行ったり、旅行に行ったりするのもやすやすとこなしていました。沙也加ちゃんはフットワークが軽く自由な“ひとり上手”な人でした。
また、ラーメン好きなぶん、体型や体調をキープするため健康オタクでもありました。ラーメン以外の食事の際は、自炊でも外食でもいつも栄養バランスを気にしていると話していました。朝から晩まで1日中街をブラブラと歩き回ることもあり、いい運動になるからと、積極的に散歩していた印象です」(ファッション誌編集者)
最近では「聖子の娘」「親の七光り」という印象も段々と薄れ、独自路線を突き進んでいただけに、残念でならない。