水野真紀は女優をやめるのか
昨年の春に大学を卒業した水野は、実習した園に戻り、保育参加を始めたのだった。
《園児さんと一緒のお弁当タイムではお弁当の中身を突っ込まれることがあるから油断出来ませんの》
《(エプロンの)結び目がないので背後から園児に襲われても(笑)着崩れることがありません》
などと、日ごろからSNSで園児との交流を話す様子からは、水野が日々見つけた“小さな幸せ”を大切にしていることが伝わってくる。このまま本格的に幼稚園教諭として第2の人生を歩むのだろうか。真相を確かめるべく、幼稚園から帰宅してきた水野を直撃した。グレーのパーカに黒のパンツ姿と、ごく普通の幼稚園教諭に見える。
─今後は、幼稚園の先生を活動の中心にされるのですか?
「…………」
いくつか質問しても、無言で会釈を繰り返す水野。しかし、保育活動は楽しいですか、と記者が尋ねると、
「もちろん楽しいですよ!」
と弾んだ声が。マスク越しでも、その表情と声色から幸せな日々を過ごしていることが伝わってきた。
後日、水野の所属事務所にも同様の問い合わせをしたところ、
「今のところ、女優を引退して幼稚園教諭になるという予定はございません。教育実習でお世話になった園への恩返しや、自分にできることをしたいという気持ちで、お手伝いに伺っていると聞いています」
との回答だった。
昨年1月の『都私幼連だより』のインタビューでは、
《結局、演じる役も含めて、「人間」に対しての興味が尽きないのでしょうね。教育の場を通じて出会った人や学びが自分に反映され、役や仕事等、なんらかの形で伝われば嬉しいです》
と語っていた水野。彼女の教育への思いは、きっと本物なのだろう。