《楽しくなってやり過ぎたのは認めるよ》
『KAT-TUN』の“ジョーカー”こと元メンバーの田中聖(こうき)が、覚醒剤取締法違反の疑いで愛知県警に逮捕されたことがわかった。1月30日から31日にかけて名古屋市内のホテルを利用した田中が退室後、部屋を清掃していた従業員によって薬物が発見されるという、なんともお粗末な逮捕劇となった。
2月24日未明には自身のツイッターを更新して、マイクにペイントを施した画像を並べて冒頭の言葉をつぶやいていた田中。まさか翌日に逮捕されるとは思ってもみなかったことだろう。
この衝撃的なニュースが報じられると、ツイッターなどのSNS上では“田中聖・逮捕”でお祭り状態に。中には《とっくに逮捕されてなかった?》《5回くらい逮捕されてるんやと》などと、彼のこれまでの言動からか、逮捕に違和感を感じていないようなユーザーも。一方で、
「おそらくは10代から20代前半の若い世代でしょうか。“田中樹の兄なの?”“田中聖と田中樹って兄弟なの初めて知った”との投稿が多数見られたり、逆に“聖の弟がSixTONESメンバーだった”というKAT-TUN世代からの驚きの声も見受けられます。思わぬところで世代間ギャップが浮き彫りになりましたね(苦笑)」(スポーツ紙記者)
長男から五男まで24歳差という、年の離れた5人兄弟において次男、四男として育った聖と樹(じゅり)。2人の年の差は10歳で、2007年のTBS系ドラマ『特急田中3号』で聖が演じた主人公の幼少期を、ジャニーズ入所前の樹が演じたこともある。
KAT-TUN脱退と1度目の薬物逮捕
そして2008年、すでにKAT-TUNとして輝きを放っていた聖の背中を追うように、樹もまたジャニーズJr.になるも、当時は“田中聖の弟”という兄について回る“おまけ”のような存在としか認識されなかった。
ところが、KAT-TUN人気にあぐらをかいていたのか、徐々に素行が悪くなっていた聖が《度重なるルール違反行為があった》として、ジャニーズ事務所から解雇されたのが2013年。以降はソロとして、またバンド『INKT』のメンバーとして“らしい”活躍を見せていたものの、2017年5月に事件を起こしてしまった。
渋谷区の路上で大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕されたのだ。結局は証拠不十分によって不起訴処分となり、《今後は自らの行動に自覚を持ち、社会人としての責任を持って行動して行くよう反省いたします》とコメントした聖だったが、大麻の使用や所持などには触れずじまい。
それでも騒動を起こした責任からか、INKTを脱退するとグループも間も無く解散。逮捕劇から約半年後に歌手活動を再開するも、表舞台でお呼びがかかることはなく独自にライブツアーで各地を回る日々を送っていたのだった。