真夏の暑さの中、事件はクーラーがない自宅で起きた
別の主婦の証言によると、容疑者の自宅には冷房機器がなかったようで、
「真夏の暑い盛りに、クーラーがないんやからねぇ。しかもあそこは風通しも悪いし。そら子どもはかわいそうやわ。それでムシャクシャして、叩いたんとちがうか。それで打ちどころが悪かったんかも。
自分の子どもがやんちゃやったから、孫も叩いたんかもしれんけど、いまは時代がちがうから、そういうのもなぁ。でも、子どもが泣き叫ぶような声は、まったく聞こえんかったよ」
容疑者の自宅から10キロほど離れた場所の一軒家に琉聖翔ちゃん一家は住んでいる。両親、姉と妹の5人家族で、
「1年ほど前に引っ越してきて、近所に挨拶まわりをしていました。20代半ばの若い夫婦で、周りは年配ばかりだから、近所づきあいはほとんどしていませんね」(近所の住民)
別の住民は、由美容疑者が逮捕されるまで“長男は風呂場で事故死した”と聞いていたという。
琉聖翔ちゃん一家の自宅を訪ねるもの、留守だった。
「ここしばらく、奥さんと子どもさんは、ほとんど見ていません。実家かどこかへ戻られているんじゃないですか」
自宅前に停められた車のダッシュボードには、男の子が好きそうなぬいぐるみがたくさん並んだままだ。