家族ぐるみで仲よし
この15年で、2人を取り巻く環境も大きく変わっている。
マックン「2人とも結婚したしね。パックンの子どもは、前回の僕らの単独ライブを知らないでしょ」
パックン「まだ生まれてないから、知らないね。ただ、ネタは見せたことあって。爆笑してくれてうれしかったけど、僕は校長先生に翌日呼び出されたよ。“息子さんがお友達に『洗剤でも飲めば?』と言ってるんですけど”って」
マックン「コントのオチだ!」
パックン「そう。過程を無視して、オチだけ友達に言っていたらしい」
マックン「それでウケると思ったんだろうね……。うちの長女は20歳なので、前回の単独ライブでは大きな声で笑ってくれていたよ」
家族ぐるみの付き合いで、一緒にホームパーティーも開く。
パックン「ホームパーティーは、よくやります。子ども同士も仲がいいよね」
マックン「パトさん家にトランペットとトロンボーンがあるので、ドラムをやっているうちの娘がそこら辺のものを叩いて、セッションしたりとか」
パックン「映画で見るようなホームパーティーを開くのが、僕の生きがいのひとつなんだよ!」
これだけ仲のいい2人だが、出会ったころはケンカもあった。
マックン「夫婦と一緒かな。結婚直後は奥さんとケンカしたように、パトさんとも結成直後はよくモメてた。でも怒りながらの発言は相手に伝わらないことがわかってきたから、今は奥さんともパトさんともケンカしない。怒りそうになったら、少し距離を取って心を落ち着けるようにしてます。
後日、いい関係のときに“この間のことなんだけど”と伝える。そのほうが相手の言うことを素直に吸収できるから。ただ舞台裏で口をきかないみたいな、険悪な仲になったことは一度もないよね」
パックン「うん、ない。楽屋を別にしてほしいと言ったこともないし。逆に先方が気を使って、分けちゃうことはあるけど」
マックン「それでも結局、一緒にお弁当を食べるもんね!」