2位『GOOD LUCK!!』新海元(パイロット)
『GOOD LUCK!!』('03年 TBS系 日曜9時 共演:柴咲コウ 平均視聴率30.6% 211票)
あらすじ/全日本空輸(ANA)が舞台。木村拓哉演じる若手の旅客機パイロット・新海を中心に、恋愛と仕事に生きる人たちを描く青春ドラマ。主題歌は山下達郎の『RIDE ON TIME』
若手パイロットという難しい役柄に自慢のロン毛をバッサリ切って挑んだ意欲作。
「和歌山の白良浜で撮影していましたが、キムタクがいると本当に(劇中の設定の)ハワイに見えた」(50代女性)、「親指を立てるグッドラックポーズがカッコよかった、キムタク考案のポーズだとか」(40代男性)、「あんなパイロットいねー、と思いながらも夢中で見ていた」(50代男性)。
第1話放送後から、撮影に全面協力していたANAの株価が上昇。航空業界への就職希望者が急増する現象も起きた。瞬間最高視聴率は41・6%と今では考えられない驚異的な数字!
僅差で3位にランクインしたのは、『ビューティフルライフ』('00年、TBS系)。
3位『ビューティフルライフ』沖島柊二(美容師)
『ビューティフルライフ』('00年 TBS系 日曜9時 共演:常盤貴子 平均視聴率32.3% 192票)
あらすじ/当時大流行していた職業・カリスマ美容師に挑戦した意欲作。腕はあるが人気のない美容師の男性と、難病のため車椅子での生活を送りながらも健気に生きる図書館司書の女性との純愛を描いたラブストーリー。主題歌はB'zの『今夜月の見える丘に』
「B'zのあの主題歌『今夜月の見える丘に』が流れると自然にキムタクを思い出しちゃう」(40代女性)、「常盤貴子さんに死化粧を施すシーンは泣けた」(40代女性)、「イケメンでおしゃれ、実際にいてもおかしくない感じで、ハマっていましたよね」(40代男性)。
当時流行していたカリスマ美容師をいち早く取り入れた北川悦吏子脚本の作品。
「前年にイタリア映画の『ライフ・イズ・ビューティフル』がアカデミー賞にノミネートされ話題になっていました。劇中、車椅子を主人公が押しながら坂道を下るという名シーンがあるのですが、木村さんの作品でもそのシーンがオマージュされていて、当時の流行を全部詰め込んだ作品になっています。時代が感じられる名作です」(前・ドラマウォッチャー)。
このドラマがきっかけでバリアフリーという言葉が周知されたのはご存じですか?
4位は、竹内結子さんとのカップリングが好評だった『プライド』('04年、フジテレビ系)。