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ー ソロプロジェクトの「商標登録」を“譲渡”

《出願人 東京都○○区 (511055201) 堂本 剛》

 ソロプロジェクトである『ENDRECHERI』にまつわる名称やロゴを、タレントとしては異例といえる“個人”で商標登録をしていたKinKi Kidsの堂本剛(冒頭は『特許情報プラットフォーム』による広報情報より抜粋)。自身が心血を注ぐソロプロジェクトだから、事務所ではなく自分でコントロールしたい気持ちの表れと思えたが……。

ソロプロジェクトの「商標登録」を“譲渡”

「堂本さんが商標登録を出願したのは、'18年2月のこと。活動を休止していた『ENDRECHERI』の活動再開をひと月後に控えたタイミングでした。申請したのはロゴなど6つ。あくまでソロ活動のもののみで、KinKi Kids関係は出願していませんでした」(芸能プロ関係者)

 商標は非常に広範囲に登録されていた(以下の商品に対し、その商標が堂本の権利となり、保障される)。

【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】

第14類 貴金属,宝玉の原石,宝石箱,記念カップ,記念たて

第18類 皮革,皮革製包装用容器,ステッキ,つえ,つえ金具,つえの柄

第21類 鍋類,コーヒー湯沸し(電気式のものを除く。),鉄瓶,やかん,食器類,アイスボックス,氷冷蔵庫,米びつ,食品保存用ガラス瓶,水筒,魔法瓶,植木鉢,家庭園芸用の水耕式植物栽培器,じょうろ,貯金箱,花瓶,水盤,お守り,おみくじ,ろうそく消し,ろうそく立て,ガラス製包装用容器(「ガラス製栓・ガラス製ふた」を除く。),陶磁製包装用容器,電気式歯ブラシ

第24類 織物

第25類 仮装用衣服

第41類 娯楽の提供及びこれに関する情報の提供,映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行の企画又は運営,映画の上映・制作又は配給,演芸の上演,演劇の演出又は上演,音楽の演奏,放送番組の制作,教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く。),スポーツの興行の企画・運営又は開催,記念イベントの企画・運営又は開催,音楽及び芸能のタレントコンテストの企画・運営又は開催,興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く。),競馬の企画・運営又は開催,競輪の企画・運営又は開催,競艇の企画・運営又は開催,小型自動車競走の企画・運営又は開催,娯楽施設の提供,タレント・モデル・歌手・俳優の養成教育,芸能人の育成教育,技芸・スポーツ又は知識の教授,セミナーの企画・運営又は開催,オンラインによる電子書籍・音楽・画像・映像の提供,電子出版物の提供,図書及び記録の供覧,図書の貸与,美術品の展示,書籍の制作,放送番組の制作における演出

第43類 宿泊施設の提供,宿泊施設の提供の契約の媒介又は取次ぎ,軽食堂における飲食物の提供,飲食物の提供,動物の宿泊施設の提供,保育所における乳幼児の保育,高齢者用入所施設の提供(介護を伴うものを除く。),イベント会場の貸与,会議室の貸与,展示施設の貸与

(以上、特許情報プラットフォームより)

 4月8日から『ENDRECHERI』のツアーが始まった堂本だが、'21年に一部スポーツ紙で、《契約更新月である6月をもってジャニーズ事務所を退所する》という報道が出ていた。そして報じられた退所時期である昨年'21年6月を目前に、堂本の商標にある変化が起きていたのだ。

「堂本さん本人が所有していた『ENDRECHERI』に関する商標登録の権利がすべて堂本さんからジャニーズ事務所に“譲渡”されたのです。権利者移転申請は'21年4月、特許庁に登録が認められたのは6月です」(前出・芸能プロ関係者)

'21年4月に堂本から事務所へと譲渡の手続きが取られている
'21年4月に堂本から事務所へと譲渡の手続きが取られている

  アーティストに関する商標登録は、本来であれば所属事務所が申請することが一般的。それを個人でやったことから、ロゴの使い方やグッズ展開などで、事務所との間で考えの相違があったのかと推測されたが、一般的な“事務所管理”となった形だ。

 登録商標の本人から事務所への譲渡について、ジャニーズ事務所に問い合わせると以下の回答があった。

「契約ごとのため、お答えできません」

 その後、退所報道は出ず、現在まで堂本はジャニーズ事務所に所属したままだ。

「1年前の商標登録の変更は、堂本さんが今後もジャニーズとともに歩んでいくという彼の気持ちの表れなのかもしれません」(同・芸能プロ関係者)