心のあったかい芝居が魅力だと思う
一六の上司で警務部長・千住遼子を演じる田中美佐子、元署長で今は居酒屋「みつる」の店主・二宮満役の小野武彦など、スペシャルからおなじみの面々も続投。現場では「美佐子さんが面白くって」と、2人が口をそろえる。
小日向「美佐子さんが、スペシャルのときよりセリフが増えていて、“私、こんなにしゃべってなかったんだけど。あなたの分を私がずいぶんしゃべらされてる”って笑ってました」
また一六の相棒として新たに加わった四堂厘太郎役の古川雄輝は、「いつもニコニコしていて、すごく好青年」と小日向。
遠藤「高校まで英語圏で暮らしていたと聞いて。今、すごくきれいな日本語をしゃべるし、ものすごくお芝居も上手なので、どれだけ努力してきたんだろうって、びっくりしました」
小日向「偏差値、高いよね。僕たちより全然(笑)」
遠藤「俺と一緒でいいの?(笑)」
というわけで、放送開始が待ち切れないこのドラマ。最後に見どころを聞くと。
遠藤「小日向さんを筆頭に、美佐子さんもオノタケ(小野武彦)さんも、みんな心のあったかい芝居をするので。このあったかさが作品の魅力じゃないかという気がします。刑事役であったかいものが全面に出ている人ってそんなにいないけど、小日向さんはすごくあったかい。そこがいいんじゃないかな」
小日向「この年になって、そういう役をやらせてもらえるだけでもありがたいな」
遠藤「また続いたら、やるしかない(笑)」
小日向「いや~、どうかなあ(笑)。とにかく今は、来ている台本を全部頭に入れないと!」
Q刑事ドラマの魅力は何だと思いますか?
「実際に起きている事件では、犯罪者の心理などはわからないけれど、ドラマではそのときの心境や手口が明らかになっていく。ドラマだからもちろん虚構なんだけれど、非日常的なドキドキ感が味わえるところが魅力なのかなと思います。あと、一緒に推理する楽しさも」(小日向)
「今はお酒をやめちゃったので行ってないんですけど、前によく行っていた焼き鳥屋さんのママが刑事ドラマをすごく好きで。お店で流しっぱなしにして、料理を作りながら見てたんです。あれは話の流れを見るのが楽しかったんだなと。物語がテンポよく展開していくから、飽きないんじゃないかな」(遠藤)
金曜8時のドラマ『嫌われ監察官 音無一六』5月6日(金)スタートテレビ東京系毎週金曜夜8時~(※初回は2時間スペシャル)