「ただ、最近は日テレの『日曜ドラマ』枠自体が“低視聴率枠”と化している。今年3月まで西島秀俊主演で放送されていた連ドラ『真犯人フラグ』も最終回で12.4%を獲得した以外、ずっと1ケタ台を連発していただけに、『金田一少年の事件簿』の1ケタ台発進も仕方がないのでは」(テレビ局関係者)
ちなみに、道枝版『金田一少年の事件簿』は、高校生である一の幼馴染・七瀬美雪役に上白石萌歌、警視庁捜査一課の警部・剣持勇役に沢村一樹が起用されているほか、美雪と同じミステリー研究会の後輩・佐木竜太役でジャニーズJr.内ユニット・美 少年の岩﨑大昇も出演。
金田一の決め台詞に違いが
第1話「学園七不思議殺人事件」のゲストとしては大友花恋、細田佳央太、杉本哲太、光石研などが登場し、第2〜3話「聖恋島殺人事件」は元乃木坂46・生田絵梨花、余貴美子といったキャストが発表されていて、ネット上では「ゲストも豪華」と話題に。
「また、初回を視聴したネットユーザーの中には、過去シリーズを知る世代も散見され、特に直近の山田版か、やはり初代の堂本版と比較しながら感想を書き込む者が多かった印象。“どうしても金田一は剛くんのイメージが強い”という声も目立ちましたが、“道枝くんの演技も好きだから嬉しい”“道枝くんが演じる金田一、可愛くて憎めない”など、道枝の好感度の高さが感じられました」(テレビ誌ライター)
さらに、道枝が一の決め台詞「じっちゃんの名にかけて!」を口にした瞬間はネットも大盛り上がりとなったが、これについても「堂本版とは全然違うね!」という指摘が。
「堂本版、また山田版の一が『じっちゃんの名にかけて!』と言う時は、派手なカメラワークやSEが駆使され、少し溜めてからの決め台詞……という印象でした。一方、松本版や亀梨版の一は比較的サラッと、流れで台詞を述べている感じで、道枝版も後者に近いと思った視聴者が多かったようです。
こういった違いを楽しむ見方もありますが、同シリーズは初めてでも問題なく見られるので、道枝版も口コミで視聴者を増やしていける可能性は十分あります」(前出・テレビ局関係者)
まだ始まったばかりの『金田一少年の事件簿』第5シリーズ。日テレも道枝にはかなり期待しているとみられるが、ぜひここから視聴率を伸ばして「日曜ドラマ」枠を救ってほしいものだ。