新規購入したお墓の種類の変化

2018年

一般墓 46.7%
樹木葬 24.9%
納骨堂 19.6%
その他 8.8%

2022年

一般墓 25.8%
樹木葬 41.5%
納骨堂 23.4%
その他 9.3%

シェアが4割を超え樹木葬が主流に!

 墓地に区画を設けて墓石を設置する「一般墓」は25%程度である一方、墓域を樹木や草花で飾る「樹木葬」が新規購入割合のトップに。「納骨堂」も人気を高めており、跡継ぎ不要のお墓のニーズが高まっている。
お墓の消費者全国実態調査/2022年『いいお墓』調べ)

『樹木葬』は2タイプある

樹木葬の実態は、寺院や霊園によって多様なバリエーションがある。樹木葬を立地の観点で分類すると、以下の2タイプに分かれる。

(1)庭園・公園型樹木葬

 施設の一角を緑豊かに整備し、樹木や草花に囲まれた場所に遺骨を埋葬する。都市部などに多く、植えられる花木も施設により異なる。

 所沢市に誕生した大規模ガーデニング霊園。バラに彩られた樹木葬スペース「凛」のほか、和風庭園スタイルの「燈」も人気。

(2)里山型樹木葬

 広大な山林をそのまま墓域として、その一部の区画に遺骨を納める。より自然に近い場所に埋葬できるほか、環境保全の役割も果たす。

 1999年に岩手県に開山された、日本で初めての樹木葬墓地。さまざまな樹木や草花、昆虫、野鳥など、多様な自然に富んだ環境で人気を誇る。

日本初の樹木葬知勝院
日本初の樹木葬知勝院

 お話を伺ったのは……株式会社鎌倉新書 広報・古屋真音さん ●終活や相続に関わるポータルサイトの運営や、情報サービスを提供する企業。日本最大級のお墓情報サイト『いいお墓』では、全国の霊園・墓地情報の検索や資料請求も可能。
『いいお墓https://www.e-ohaka.com/

〈取材・文/吉信 武〉