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ー 『少年忍者』から引き抜かれたラウール
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ー ジャニーズJr.「定年制度」への不安

《滝沢さんは、滝沢さんが作ったグループを推したい気持ちはわかります》

 とあるジャニーズJr.がステージで発した言葉がネット上で拡散され、この発言をめぐるファンの賛否の声が飛び交い、分断させる大騒動が起こっている。

 “事件”が起きたのは、テレビ朝日主催の恒例イベント『SUMMER STATION』の“目玉”として開催されている、ジャニーズJr.によるライブステージでのこと。

 7月24日(24日〜27日は中止)から8月28日まで開催される“サマステ”公演に登場するのは、Jr.グループの『少年忍者』(7月24日〜8月4日)、『7 MEN 侍』(8月6日〜18日)、そして『美 少年』(8月20日〜28日)の3組。

 8月4日にオーラスを迎えた『少年忍者』がファンに挨拶をした際に、笑顔を見せずに鬼気迫る様相で冒頭の言葉を述べたのがメンバーの内村颯太。突然の“叫び”に騒然とする会場内で、ファンは戸惑いと心配の表情を浮かべるしかなかったようだ。

 内村が言及した“滝沢さん”とは、ジャニーズ事務所副社長で、Jr.の育成やプロデュースを手がける子会社・ジャニーズアイランド社長の“タッキー”こと滝沢秀明氏のことを指しているのだろう。

 その滝沢氏を名指しした上で、さらには彼が“作ったグループを推したい気持ちはわかる”とは、どういうことかーー。

 スポーツ紙芸能デスクが声をひそめて代弁する。

「かねてよりタッキーのお気に入りという意味で、ファンの間ではたびたび“タキニ”という言葉が用いられています。この内村くんの言葉を文字通りに汲み取ると、滝沢副社長は“自分が作ったお気に入りグループばかり贔屓している”とでも言いたかったのでは?」

『少年忍者』から引き抜かれたラウール

 2012年に結成、2020年1月に8年越しのデビューを果たすと、あれよとジャニーズを代表する人気グループになりつつある『Snow Man』。滝沢氏によって名付けられた彼らもまた、ファンからは“タキニ”とされているグループだ。

「ジャニー(喜多川)さん政権下ではなかなか日の目を見ることができず、むしろ“クビ”寸前だったとも。ところが、主権を握った滝沢副社長がいち早く取り掛かったのがSnow Manのデビュー計画でした。

 人気Jr.だった向井康二や目黒蓮、そして『少年忍者』からラウールを引き入れ、さらには既に圧倒的人気を誇っていた『SixTONES』と競わせることでSnow Manを人気グループに変貌させた。その“剛腕”ぶりに驚かされたものです」(前出・芸能デスク)

 まるで自身のプロデュース力を誇示するような、ジャニーズを“タッキー色”に染め直していくような滝沢氏。そして2020年に彼が“作った”のが『IMPACTors』(インパクターズ)。滝沢氏の色をより濃く受け継ぐ7人組が、内村には“滝沢さんが推したいグループ”に映ったのだろうか。