今春スタートし、視聴率の面でいまだ苦戦を強いられている平日昼の帯番組『ポップUP!』(フジテレビ系)。そのテコ入れとして5月20日から毎週金曜日、全4回で番組内ドラマ『昼上がりのオンナたち』が放送されたが、早くも番組内“昼ドラ”の第2弾が決定したという。
ドラマ第2弾は“こじらせ女子”がテーマ
「第2弾は“こじらせ女子”がテーマで、すでに撮影がスタートしています。今回も1話15分のオムニバス方式で、9月から毎週金曜日に放送予定です」(フジテレビ関係者)
前回放送された『昼上がりのオンナたち』放送後、視聴率に大きな変化はなかったものの、局内では手応えを感じているようだ。
「番組自体の視聴率は決して上がっていませんが、フジテレビオンデマンド(FOD)での配信は好調。局としても“番組内でオンエア→FODで配信”という流れを定着させたいようです」(同・フジテレビ関係者)
番組内ドラマに力を入れるのは、フジテレビだけではない。
「コロナ禍以降、動画配信サービスが定着したことで各局、配信ビジネスに力を入れています。TikTokなどショート動画に慣れ親しんだ若い世代を中心に、手軽に見られるミニドラマは配信で好評なんです。
そのため、フジテレビは『土曜はナニするの!?』内でジャニーズJr.などを起用した1話4分の『イケドラ』。日本テレビは『ZIP!』内でお笑いコンビ錦鯉の半生を1話5分でドラマ化した『泳げ!ニシキゴイ』など、ミニドラマを放送する情報番組が増えています」(テレビ誌編集者)
一方で、『ポップUP!』がドラマを放送するのは切実な事情も……。
「情報番組は習慣で視聴する人が多いため、ただでさえ新番組は苦戦しがち。加えて『ポップUP!』は予算削減のため局アナをメインキャスターにしたこともあってか、内容がイマイチだと不評でスポンサー集めに苦戦しています。
そのためスポンサー対策で、早急なテコ入れが課題になっているんです。配信が好調だった作品に関しては、シリーズ化する話もあるようですね」(広告代理店関係者)
フジテレビに『昼上がりのオンナたち』の反響や、第2弾を含めたミニドラマの今後について問い合わせたところ、
「視聴者から番組ホームページやSNS上で数多くの好意的なコメントをいただいております。今後について、制作の詳細に関してはお答えしておりませんが、第2弾を9月に放送予定なので期待していただければと思います」
とのことだった。ドラマを全面に押し出したほうが、視聴率が上向いたりして!?