経理マンの節約ポリシー
◆毎月の支出は家計簿アプリで把握
毎月の収支を把握するときに利用しているのが、家計簿アプリの「マネーフォワード」。クレジットカードや電子マネーで購入した商品を自動的に分類し、集計してくれる。
支出額が多い項目があると、「前月よりも出費が多い」というアラートが届き、使いすぎの防止もできる。また、銀行や証券会社の口座と連携し、資産残高の推移もわかりやすい。
◆家族との思い出づくりはお金をケチらない!
太朗家は家族旅行を欠かさない。旅行の予算は毎年40万円。家族3人、1〜2泊で1回20万円という贅沢な旅行を楽しむ。年に2回行くと合計40万円に。
減らせる部分は思い切ってコストカットして、貯まったお金を惜しみなく旅行に使い、家族の思い出をつくる。お金を“抑える”ところと、“使う”ところの線引きを明確にしている。
◆貯蓄型保険より投資信託!
貯蓄型保険は保険会社を通すため、手数料が上乗せされて利益が少ないと考えている。手数料の安い投資信託のほうが有利に運用できる。
そのため掛け金が全額所得控除で、利益が非課税になるiDeCoや、利益が非課税のNISA、つみたてNISA、ジュニアNISAの口座から、インデックス型投資信託などで運用している。
教えてくれたのは……太朗さん●10年以上経理の仕事に携わる会社員。簿記、FP、税務会計の資格を持つ。35年の住宅ローンを8年で完済。YouTubeチャンネル「太朗のおもてなし。」で多彩な節約術を提案。著書に『幸せにお金を貯める100のリスト』(KADOKAWA)がある。
(取材・文/松澤ゆかり)