下着選びの絶対NG
やりがちな下着の選び方のなかに絶対にやめてほしいものがあるのだとか。
「本来のサイズよりも小さいサイズを選ぶのはNG。中高年にありがちなのが、若いころのサイズで買ってしまうこと。下着の上にお肉がのっていたり、はみ出したりしていたら、体形はどんどん崩れていきます。自分のサイズを把握するためにバスト・ウエスト・ヒップの3サイズを測ってから選ぶのが重要です。店舗で買う場合は、必ず試着をして確かめるのも大切です。通販ならば口コミをチェックし、着け心地やサイズ感を参考にしてください」
試着や口コミが大切な理由はほかにもある。素材と肌の相性も重要なのだとか。
「50代、60代になると、肌が敏感になってきます。合わない下着を使っているとかゆみが出たり、黒ずんだり。写真だけではなかなかわからないことなので、試着や、口コミを参考にするのが大切です。最近のネット通販では返品ができるサイトもあるので、そういったものを利用するのもいいでしょう」
補正下着や着圧下着では痩せられないものの、痩せているように見せることや正しい姿勢に矯正すること、バストのかたちをキープすることは十分可能。それに根拠があるかどうかをしっかりチェックして、正しい下着を選べば、理想の体形に近づけることができる。下の囲みをチェックして、美しいスタイルを手に入れてほしい。
理想のスタイルを実現するためには普段の習慣も重要。
「大切な習慣は3つあります。1つ目は写真を見ること。鏡に映った姿はきれいに見えがち。そこで便利なのが写真だ。定期的に見て若いころとの違いをチェックしてください。
2つ目は“家事をしながらの筋トレ”です。姿勢を正しくして掃除をしたり、お尻やウエストに力を入れて料理をしたり、ながら筋トレでOK。少しずつ続けていくことで必ず体形に変化が出てきます。そしていちばん大事なのはノーブラでいないこと。
ノーブラは胸の形崩れや垂れの大敵。家の中でも就寝中も胸を支えてくれる着心地のいい下着を身に着けて、きれいなバストを維持しましょう」
ちょっとした習慣に加え、補正下着や着圧下着を賢く活用して“美ボディ”を目指そう。
要注意ワード
「!?」に真実なし
「!」の後に「?」をつければ言い切りの表現にはなっていないからと、エビデンス不足や約束ができないときに使用されがち。不信感を持つべし!
「だけ」では効果なし
「○○するだけで……」。ラクに早く悩みが解消するならと、飛びつきたくなる消費者の購買意欲をあおる文句は、買ってはいけない下着の常套手段。
「強力」は無意味
弱いよりは強いほうが効果も出やすいかも……と惹かれるのは当然。でもそれは落とし穴! 比較材料や根拠となるデータが存在するか自分の目で確認を。