水谷豊は成宮寛貴との共演を望んでいる?

 さまざまな意見がある中で始まった新シリーズ。終わりにも向かっているようで……。

水谷豊さんは週刊新潮のインタビューで“彼が最後の相棒になるのは間違いありません”と話しているので、集大成に向かっていくことになりそうです。今回、正式にオファーすることが決まったときには水谷さんが寺脇さんに電話をして“これが僕らの運命なんだよ”と復帰決断の背中を押すほど、亀山薫にこだわっていました」(前出・スポーツ紙記者)

 完結するまでに実現させたい計画もあるという。

「劇場版で歴代の相棒を全員登場させるプランです。反町隆史さん演じる冠城亘が相棒だったときにそういう話もあったそうですが、コロナ禍などで実現できなかったようです」(制作会社関係者)

 2代目の神戸尊(及川光博)は卒業した後にも何度かシリーズに登場しているので問題なさそうに思えるが、壁になるのは3代目の存在。

「カイトこと甲斐亨を演じた成宮寛貴さんです。'16年に薬物使用疑惑が報じられ、疑惑は否定しましたが芸能界を引退。現在は平宮博重としてアクセサリーのプロデュースなどを行っています。劇中では暴行事件に関与して逮捕され、懲戒免職になっています。ただ、水谷さんは“右京とカイト”との再会を望んでいるそうで、回想シーンや役名だけなど、何らかの形でストーリーに絡めることはできるかもしれません」(同・制作会社関係者)

 原点回帰で迎えた“終わりの始まり”。全員集合プランの実現に期待したい。


ペリー荻野 時代劇研究家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー、放送作家。愛知教育大学在学中に中部日本放送でラジオパーソナリティー兼放送作家として活動を開始