「目立つから“光GENJIには気をつけろ”みたいに、ほかの事務所の人は思っていたでしょうね。でも実際に諸星が女性アイドルを口説いているのを見たことありませんよ。メンバーのプライベートには興味がなかったし。俺は女より酒が好きだったんで」
大沢は、'94年に光GENJIを脱退。ジャニーズ事務所も去った。
気になる『光GENJI』再結成は!?
「志が俳優に向いていたんです。キャリアのすごい役者さんを脇に従えて主演を張るというのが、自分の中では非常におこがましく、許せなかったんです。あのまま30歳までやってからの解散だと、手遅れになるんじゃないか。これは見切りをつけるべきだって。退所は、決断と行動の結果でした。辞めてからはジャニーズに対して、光GENJIに対しての“拒否反応”はありましたよ。“干される”っていうのは、わかっていましたから」
脱退2年後に喜多嶋舞と結婚。息子が生まれるが、'05年に離婚。'13年には“親権問題”が発生する。実の息子ではないことがわかったのだ。
「親権問題ではなくて、タネ問題です(笑)。彼(息子)とは仲よしになったし、連絡は取り合っています。元嫁にも根に持つこともないし、許す気持ちがあるんで」
'08年に再婚、'14年には女児が誕生。俳優として着実にキャリアを重ね、'18年にはプロレスデビューも果たした。
「ジャニーさんとメリーさんには本当に感謝しかない。でも、大きな組織から飛び出して、これまで経験できたことは、すごくよかったと思います。辞めたことで広い視野が得られたことは確かですね。映画監督の夢も叶ったし、昨年はキックボクシングの試合もしました。今も庭に吊るしたサンドバッグで練習しています。50歳を過ぎた今が一番体調がいいかも(笑)」
'16年には諸星と一緒にディナーショーを開催した。
「ファンが喜ぶのなら、1度くらいやってみようって。でも、それ以降は会っていないんです。やっぱり人間、無理しちゃいけないですね(笑)」
照れくさいのか茶化して話すが、再結成に前向きな気持ちもある。5年前には30周年で集まり、また一緒にやろうと盛り上がった。
「そういう話があれば、喜んでしますよ。一度は全員が光GENJI再結成に向けて動いていたことは確かです。でも、それなりの条件が俺にもあります。50歳過ぎて過去のパフォーマンスを再現したいと思わないし。7人そろった年相応の存在を見せたいんで。
過去と同じことをやるようなら、自分は、それはちょっと……。中にはローラースケートを練習しているヤツもいるらしいけど(笑)。その温度差が、メンバー内にあるんじゃないですか」
リスタートに向けて必要なのは“100パーセントの勇気”だけ!