“キムタクソファ”と“信長席”が出現

 木村が観賞チケットを入れたポチ袋は、“お駄賃”にひっかけた『織田ちん』という岐阜の新土産。伊藤にプレゼントされたことを自身のインスタグラムで報告すると、たちまち話題になり、売り切れが続出する事態に。

「定価は5枚入りで275円ですが、現在はフリマアプリで2000円前後で出品、取引されている状況です」(ネットニュース編集者)

『織田ちん』の発売元である『シイング』に、“キムタク効果”について聞くと、

「通常1か月の売り上げ分が3時間で完売しました。(転売は)現行品なので心苦しいです。対策として弊社ができることは、1日でも早くご注文先に納品できるようにすることだと考えて作業を頑張っています」(担当者)

 と、反響の大きさについて語ってくれた。令和の岐阜では、信長以上のヒーローとなった木村だけに、今やちょっとしたものでも観光名所化しているようだ。

木村拓哉が信長役を務めた騎馬武者行列は撮影も可能。目線を絶え間なく観客に送り、ファンサービスも抜群だった
木村拓哉が信長役を務めた騎馬武者行列は撮影も可能。目線を絶え間なく観客に送り、ファンサービスも抜群だった
【写真】木村拓哉が岐阜の女性ガイドに贈った“完売続出”のプレゼント

「木村さんたちは長良川沿いにあるホテルに宿泊されていたのですが、イベント当日の朝にたまたま居合わせた客がホテルのソファでくつろぐ木村さんの姿をSNSにアップしたんです。それ以来、地元ではそのホテルのソファが“キムタクソファ”と呼ばれ、記念撮影で訪れるファンが殺到している状況ですね」(前出・地元紙記者)

 パレードが行われた岐阜市の金華橋通り沿いの飲食店も、うれしい悲鳴を上げる。

「2階からパレードが見えるとあり、当日は女性客を中心に満席になりました。パレードのときの木村さんの写真を店頭に貼っているのですが、写真を目的に立ち寄ってくれるお客さまも増えていますね。2階の窓際は“信長席”と呼ばれ、人気になっていますよ」(店舗関係者)

 信長ゆかりの地でこれだけ盛り上がっているなら、映画の成功は間違いなし!?