11月20日に開幕したサッカーの世界大会「FIFAワールドカップカタール2022」。23日には日本代表が強豪国であるドイツに逆転勝利し、全国民が興奮の渦に包まれた。
試合が終わったあとの渋谷のスクランブル交差点では多くのサッカーファンが大騒ぎする事態に。同所を定点観測したYouTubeライブカメラの動画などでその歓喜のさまが放送された。
試合終了後から信号を待ちながらノーマスクで飛び跳ねる若者たちや肩を組んで大声を出す者が大量発生。「ニッポン! ニッポン!」の掛け声で盛り上がっている。信号が変わるたびに交差点の真ん中で手を上げながら密集し、喜びを分かち合うのであった。ライブカメラには傘を振り回す人物の姿もあり、ライブ配信のコメント欄では「危ない」と指摘するコメントも散見された。
0時ごろには誘導灯を持った警察官たちががスクランブル交差点に立ち、彼らを注意する姿もみられた。コロナ禍であるということもあってか過去のW杯ほどの狂乱ぶりではないが、SNS上などではさまざまな意見が飛び交っている。
「第8波」に突入しているだけに
「“にわか”がただお祭り気分を味わいたいために騒いでるだけ」
「あの中にサッカーを好きな人がいるとは思えない」
「ここぞとばかりに盛り上がろうとしてる感じが不快」
など不満の声が相次いでいる。さらに今回の場合は“11月以降にコロナ感染者が急増して「第8波」に発展する恐れがある”という危機的状況だったことから、
「とことん空気が読めてなくて呆れる。さらに感染が広まったら、どうするつもりなんだろ」
「まるで危機感がない……。劇的な勝利で興奮するのはわかるけど、常識的な行動を取るべき」
「コロナのこと忘れてない? 陽キャを見てると、自粛してるのが本当に馬鹿らしくなる」
といった、違う視点で彼らを否定するような意見も少なくない。
とはいえ“優勝候補のドイツに大金星をあげる”という偉業を成し遂げたのは事実で、サポーターもSNSで“反論”を出している。