金銭トラブル発生の可能性も

 ジャニーズ事務所も、嵐ファン有志の新聞広告プロジェクトを苦々しい思いで見ていたのだろう。2021年2月5日、公式サイトに≪弊社所属グループ・タレントの応援について≫という異例の“お願い”をアップした。

≪弊社はこのようなクラウドファンディング等には関与しておりませんが、たとえ善意による応援や意見表明等であっても、出資等の金銭を伴うものである場合にはトラブルに発展する可能性を否定することができず、具体的な事案が発生することを危惧しております。そのため、僭越ではございますが、弊社が関与しないクラウドファンディングの企画やプロジェクトにつきましては、その内容を慎重にご確認いただきますよう、お願い申し上げます≫

第66回NHK紅白歌合戦で『Triangle』を歌ったSMAP
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【写真】物議を醸す、キンプリファンによる“資金調達”の文面

「ジャニーズ事務所は、≪その内容を慎重にご確認いただきますよう、お願い申し上げます≫と控えめな表現を使っていますが、こうしたクラファンは『辞めてほしい』というのが本心でしょう。もしジャニーズに関するクラファンで金銭トラブルが発生した場合、自社のグループやタレントの名前に傷がつくことになるわけですから。

『キンプリに愛をさけぶプロジェクト』の起案者は、現状、『クラファンを行う』とは明言していないものの、新聞広告を出すにあたり、≪その為にはコストもかかるのが事実で、私一人では到底無謀な額です。そこで皆さまにお力をお借りしたいと思っています≫と呼びかけていることから、クラファンの実施は既定路線でしょう。実際に本格始動した際には、あらためてジャニーズサイドから注意喚起が行われる可能性もあります」(エンタメ記者)

 実際SNS上では、同プロジェクトに懸念を示すティアラも散見される。果たしてその企画が、キンプリメンバーに迷惑を掛けることにならないか、いま一度冷静に考え直してほしいものだ。