目次
Page 1
ー 装いから読み取れる「心境の変化」
Page 2
ー ●日置さんの“ファッションワンコメ”
Page 3
ー “主役は国宝”というご配慮 
「晴れでも曇りでも、雅子さまのブルーカラーが“空”になり、まだ若木の存在を引き立たせる。装いもコンセプチュアルに熟考される雅子さまならでは」(日置さん)第72回全国植樹祭(6月5日)
「晴れでも曇りでも、雅子さまのブルーカラーが“空”になり、まだ若木の存在を引き立たせる。装いもコンセプチュアルに熟考される雅子さまならでは」(日置さん)第72回全国植樹祭(6月5日)
【写真でイッキ見!!】雅子さまの2022年をファッションで振り返る
「晴れでも曇りでも、雅子さまのブルーカラーが“空”になり、まだ若木の存在を引き立たせる。装いもコンセプチュアルに熟考される雅子さまならでは」(日置さん)第72回全国植樹祭(6月5日)
「晴れでも曇りでも、雅子さまのブルーカラーが“空”になり、まだ若木の存在を引き立たせる。装いもコンセプチュアルに熟考される雅子さまならでは」(日置さん)第72回全国植樹祭(6月5日)
ロイヤルネイビーの上下はカシュクールのジャケットやロングスカートがエレガント。「ショールカラーやジャケット袖の肘上がふんわりと膨らんでいて素材を含めて柔らかな装い。コロナ禍での節度ある華やかさが見事です」(日置さん)日本国際賞授賞式(4月13日)
ロイヤルネイビーの上下はカシュクールのジャケットやロングスカートがエレガント。「ショールカラーやジャケット袖の肘上がふんわりと膨らんでいて素材を含めて柔らかな装い。コロナ禍での節度ある華やかさが見事です」(日置さん)日本国際賞授賞式(4月13日)
テーラードのツーピースの上襟、袖口やパンプスのトウのネイビーカラーがアクセント。「“これぞ雅子さま”の装い。白とネイビーがさわやか。クラッチバッグと白手袋の持ち方も完璧です」(日置さん)令和4年全国赤十字大会(5月19日)
テーラードのツーピースの上襟、袖口やパンプスのトウのネイビーカラーがアクセント。「“これぞ雅子さま”の装い。白とネイビーがさわやか。クラッチバッグと白手袋の持ち方も完璧です」(日置さん)令和4年全国赤十字大会(5月19日)
アイスブルーの膨れ織のジャケットはノーカラーですっきり。赤十字の赤いリボンがアクセサリーのよう。「膨れ織の菱形とハットのリボンの柄も菱形とモチーフを合わせてさりげないおしゃれ。ボタンのフラワーモチーフも柔らかさがプラスされています」(日置さん)第48回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式(8月10日)
アイスブルーの膨れ織のジャケットはノーカラーですっきり。赤十字の赤いリボンがアクセサリーのよう。「膨れ織の菱形とハットのリボンの柄も菱形とモチーフを合わせてさりげないおしゃれ。ボタンのフラワーモチーフも柔らかさがプラスされています」(日置さん)第48回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式(8月10日)
「きれいなシャーベット・オレンジに襟の空き具合と二連のパールネックレスの見え方もナイスバランスです。薄く淡い色のバッグとシューズのアンサンブルも素敵です」(日置さん)学制150年記念式典(9月5日)
「きれいなシャーベット・オレンジに襟の空き具合と二連のパールネックレスの見え方もナイスバランスです。薄く淡い色のバッグとシューズのアンサンブルも素敵です」(日置さん)学制150年記念式典(9月5日)

雅子さまといえばテーラードで、雅子さまカラーのネイビーというイメージがありましたが、柔らかいデザインや淡くやさしい色使いでキャリアウーマン風からフェミニンな印象になられたように感じます」(ファッションジャーナリストの日置千弓さん)

 紳士服が基本のテーラードは、働く女性をイメージさせる代表的なアイテム。

装いから読み取れる「心境の変化」

「外務省勤務のエリートだった雅子さまが皇室に入られてキャリアウーマンのイメージとともに、もともとお好きだったテーラードを愛用されて“雅子さまスタイル”になったと思います」(日置さん、以下同)

 この1年の雅子さまの装いを振り返るとネイビー系以外に淡い色も目立つ。

「テーラード・スタイルに植樹祭での明るいブルー、学制150年でのシャーベット・オレンジ、国宝展のライトグレーと淡い色がよくお似合いになっていると思います」

 ご公務に合わせたコーディネートには、こまやかな配慮がうかがえる。

「豊かな海づくり大会でのスタイルには海のブルーとの色合わせ、ジャケットの襟とフロント部分が波のようなカットになっています。その場にふさわしい装いとこまやかな気遣いで行動されていると感じました」

 59歳になられた雅子さま

「若いころよりもやさしい色、明るい色にひかれるようになってきたのは、年齢を重ねて肌映りがよいこともあると思います。

 また、服には心境があらわれることもあります。“自分が頑張る”というより“周囲をやさしく包みたい”というような心境の変化があるように思いました。

 これからはビビッド系より明るく柔らかい明るい色をお召しになる機会が増えていくのではないでしょうか。いままでの雅子さまの印象をアップデートしたスタイルは、拝見していて心地がいいです」