警告看板の異様な光景
さっそく千葉県のJR銚子駅から現場へ向かうと、
《警告 WARNING この先私有地! 金銭等のトラブルになる恐れあり 侵入禁止》
と書かれた看板が見えてきた。さらに先に進むと、
《この先、私有地の為通り抜けできません この先は、道路ではありません》
再び警告する看板が。あまりにも異様な光景に戸惑いながらも奥に進むと、
《私有地につき通行止め 無断侵入した場合は四万円を徴収します。支払いができない場合は、車を預かります。預かり料は、1日4万円ずつ増えます》
と書かれた看板が立ちはだかる。
ここが事件現場となった場所だが、私有地の“入り口”と思しき場所には、左右に侵入を警告する看板が置かれ、その間に車両の進入を阻む柵のようなものがあり、チェーンが掛けられている。これなら誤って侵入することもないはずだけど……。
神栖市の道路整備課の担当者に話を聞くと、
「普段は土地の権利者さんが通行しますので、通常は柵やチェーンなどない状態です。警告する看板は、市で設置しています。間違って入ってしまう人が少しでも減るように、数を増やしたりしてきました」と話す。
通行止めにするのであれば、土地の所有者が使用するとき以外は“柵”を設置しておけばいいはずなのだが……。