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ー 「安心できるわけがない」

 

 第99代内閣総理大臣を務め、現在も自民党の副総裁という要職に就く菅義偉衆議院議員。現在75歳の菅氏の体調に、心配の声が続出している。

 大きなきっかけとなったのは、11月11日におこなわれた総理大臣の指名選挙での一幕だ。この日は国会の様子がテレビなどで中継されていたのだが、岸田文雄氏、麻生太郎氏の“元首相”2人に挟まれて座る菅氏からは、まったく生気が感じられない。どこか一点を見つめ、胸の前で手を組んだまま微動だにしない姿に、

《菅さんマジでヤバくないか?》

《完全に石化してるじゃん……明らかに様子がおかしいでしょ》

《この状態でまだ議員をやってるということに闇を感じる……》

 と、衝撃を受ける人が続出していた。

「安心できるわけがない」

「この動画はSNS上でもかなり拡散され、心配の声が相次ぎました。11月12日には、秋田県議会議員である宇佐見康人氏が国会を訪問する様子をXにアップ。菅氏との2ショットも添えて、《心配の声が聞かれますが、とってもお元気でした》とコメントしていました。しかし、猫背ぎみの立ち姿勢や上手く笑顔の作れていない硬直した表情、どこを見ているのかわからない視線など、“元気”とはとても言い難いショットになっており《これは逆効果でしょ》《これで安心できるわけがない》との声が続出しています」(全国誌社会部記者)

秋田県議会議員の宇佐見康人氏が2ショットを投稿した菅義偉氏。猫背気味の立ち姿勢や上手く笑顔の作れていない硬直した表情、どこを見ているのかわからない視線など、“元気”とはとても言い難いショット(宇佐美氏のXより)
秋田県議会議員の宇佐見康人氏が2ショットを投稿した菅義偉氏。猫背気味の立ち姿勢や上手く笑顔の作れていない硬直した表情、どこを見ているのかわからない視線など、“元気”とはとても言い難いショット(宇佐美氏のXより)

 菅氏の健康への不安は以前にも囁かれていた。9月30日におこなわれた自民党の「新役員共同記者会見」では、やはり最近の姿と同様に目に生気がなく、動きもかなりゆっくりしている様子が話題に。言葉に詰まり数秒フリーズしてしまうような場面も見られ、《菅さんかなり体調悪そうだけど大丈夫?》という声が相次いでいた。

「10月28日には、公式Xで《皆様から大変力強いご支援を賜り、10期目の当選を果たすことができました》《副総裁として、今一度信頼いただける自民党を取り戻す為、すべてをかけて取り組む覚悟です》と力強い言葉をつづった菅氏。しかし、これにも《絶対本人が書いた言葉じゃないでしょ》と疑問の声が寄せられていました。現状、公式に病気や体調不良の発表は出ていませんが、今後の情報には注目が集まっています」(前出・全国誌社会部記者)

 安倍政権時代には、官房長官として歴代最長期間を務めあげ、その辣腕ぶりに「影の総理」「最強の官房長官」などとも称された菅氏。不安の声を覆し、ふたたび政権に貢献できるのだろうか――。