1万人の観客に向けて慎吾ちゃん(46)が叫ぶと、会場は熱気に包まれた。
香取慎吾、ライブで「アイシテマース」
ソロとしては初のアリーナ規模でのライブ『Black Rabbit』に挑んだ香取慎吾。1月21日、22日の2日間で2万人の動員を記録。満員の客席は慎吾ちゃんの登場を待ちきれないと言わんばかりに開始5分前から拍手が沸き起こった。
オープニング映像が流れ、その奥から真っ白な衣装で現れた慎吾ちゃんはまるで神のよう!
1stアルバム『20200101(ニワニワワイワイ)』に収録の『Metropolis』からショーはスタート。
冒頭からノンストップで6曲を披露。生バンドやダンサーなど演出や衣装の見せ方にもこだわったという慎吾ちゃん。SMAP時代から培われた演出技術はさすが!
純白の衣装で王子様感を漂わせたかと思えば、タキシード姿で大人の色気をこれでもかと魅せる。
中盤のトークでは、稲垣吾郎についての秘話も披露。21日の初日に見に来ていたという吾郎ちゃん。
「今日の公演の前に吾郎ちゃんから電話がかかってきて。いつも電話は事件が起きたときしか鳴らないんだけど(笑)。そんな吾郎ちゃんが“良かったよ、昨日”って」
慎吾ちゃんと吾郎ちゃんは同じ日にオーディションを受けた同期の仲なのはファンの間では有名な話。
「小学校5年生から一緒なの。嫌になっちゃう。しかも吾郎ちゃんが来てることを昨日紹介し忘れちゃって。カメラに抜かれるのを吾郎ちゃん、ドキドキしながら待っていたらしいんだけど」
と、会場を笑わせた。ちなみに慎吾ちゃん、この日観賞に来ていたキャイ~ンの2人の紹介も忘れており、「王子~」と叫ぶキャイ〜ンの姿があった。
神戸公演を楽しみに待っているNAKAMAの皆さんのためにセットリストは公開しないが、終盤の楽曲とトークでは会場を大いに泣かせた慎吾ちゃん。ここで慎吾ちゃんは故マイケル・ジャクソンとの思い出話を明かす。
「子どものころに東京ドームでマイケル・ジャクソンを見て、マイケルと目が合った気がした。自分が初めて東京ドームでライブをしたとき、ステージに手をついて“マイケル、やっとここまで来たよ”って言った」
と、静かに話し、
「そのあとに1回、ステージに手をついて“1回降りるね”ってマイケルに言ったんだ」
と、続けた。会場にはすすり泣く声も。
「大好きな歌とダンスをして、みんなの笑顔が見れて、本当に幸せです。一緒に明日を生きましょう」
と最後に力強く言った慎吾ちゃんに会場はヒートアップ。その笑顔を見るだけで会場は一気に華やぐのがすごい!
アンコールでは、香取慎吾×SEVENTEEN名義でリリースされたばかりの新曲『BETTING』を初披露。つよぽん主演の『罠の戦争』主題歌にもなっているこの曲を歌った後は、
「みんなでつよぽんのドラマ最後まで応援しましょうね」
と、盟友へのエールも忘れない。
ダイナミックでゴージャスでパワフルなステージで圧倒的なオーラを放った慎吾ちゃん。この大寒波を見事に吹き飛ばしてくれた。アイシテマース。