「なんでも野球少年だった兼近は、中学生時代には地元・札幌市の大会で優勝経験もある実力の持ち主だったそう。ポジションはショートでチームを盛り上げるムードメーカーだったみたいで、当時から芸人としての資質があったのでしょう。
WBC開幕前にもアマプラの直前特番にMC出演しては、豊富な野球知識と芸人らしいトーク力で番組を回して盛り上げていました。その実績を買われて試合中継でも起用されたのでは?」
なるほど、Webニュースメディアの芸能ライターによると、公認サポーターの中居同様にうってつけの人材だったということか。ところが、いざスタートしたWBC中継にーー、
《アマプラのWBC実況、マジで兼近いらない》
《兼近いらないんだけど球場音声だけとかにできないの?》
《たしかに兼近いらない。中居くんですらそんなにでしゃばってないのに》
アマプラの配信を見ていた視聴者と思われるSNSユーザーか、間も無くネット上には「兼近いらない」の大合唱が起きてしまったのだ。
兼近が野球ファンに嫌われた理由
2022年末より事件が発覚し始めた、広域連続強盗の指示役“ルフィ”とされる渡辺優樹容疑者との過去のつながりが指摘された兼近。それに伴い不適切ツイートも掘り起こされる騒動に巻き込まれた影響が、視聴者から“スポーツの場にふさわしくない”と見做されてしまったというのか。
「いえ、事件やルフィがどうこうよりも、単純に兼近のMCぶりを見て不快感を感じたみたいですね。3月7日にアマプラで配信された強化試合のオリックス戦でも、同様に“兼近いらない”との声が上がっていました」(前出・芸能ライター、以下同)
直前特番では好評に思えた彼のMCがなぜ、本大会では敬遠されることに?
「たしかに野球好きな気持ちは伝わりましたし、経験者らしく着眼点も鋭いように思えました。それだけならよかったのですが、例えば中国戦で“野生のパンダの数を情報として入れてください”、大谷選手らのペッパーミルパフォーマンスにも“下味つけて”などとちょいちょいボケを入れてきたんです(笑)。
またラーズ・ヌートバー選手のミドルネーム“タツジ”から、“タッちゃん”などと選手を馴れ馴れしく呼び始めるチャラキャラも出てしまった。終始冷静な口調で真面目に解説に務めていた、自身のWBCや二刀流エピソードを披露していた王さんもあって、兼近が余計に悪目立ちしてしまう格好でした」
なるほど“芸人のサガ”なのか、番組を盛り上げようとがんばり過ぎてしまった結果、野球中継に集中したい、王さんたちの解説にじっくりを耳を傾けたい野球ファンから総スカンを喰らい「兼近いらない」と嫌われてしまったようで。
試合の途中で“MC交代”を告げられないようほどほどに。