「ご親戚でもないのに、橋田さんが希望なさらないことをやって、嘘も吹聴されたら問題になっちゃいますよ。誰もお骨を渡してないんですから。しかも食べたなんて、あれにはビックリしました。食べたって身体から出ちゃうでしょ。途方もないことをおっしゃるから、みんなびっくりしています。ピン子さんは“嘘つき村の村長さん”なんです」
冒頭の除幕式にも足を運んだ石井氏だったが、熱海在住であるピン子の姿はなかった。
ピン子に対して「もう騒がない」
「橋田さんが好きだったところですから、熱海とのつながりは大事にしたいんです。私は橋田さんの脚本を受け取るために、500回ぐらい熱海に行きました。内容について、ときどきケンカもしましたけど、それも含めて思い出の深い場所。顕彰碑について、ピン子さんがどう思っているかはわかりませんけど、これ以上、彼女の言動に対しては、あんまり騒がないことにしています」
ピン子は、『ひとりぼっち』や石井氏に対して何を思うのか。事務所に何度か問い合わせたが、回答はなかった。
「ピン子さんは、4月の沖縄国際映画祭に特別招待された映画『ザギンでシースー!?』に出演しますし、まだまだ役者業に意欲的。橋田さんのように“生涯現役”を目指すのかもしれません。今回の『ひとりぼっち』に関しては、舞台裏がどうであれ、ピン子さんをあえて外したという見方をされてしまったのは、制作サイドの脇の甘さなのかなと。双方にとって不利益にしかならないですから」（前出・制作会社関係者）
こうした追悼番組や遺骨を巡るドタバタの悲喜劇を見て、天国の橋田さんは創作意欲をかき立てているかも？
