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ー 東京進出芸人の家賃は20万円

 大阪吉本の若手芸人向け劇場『よしもと漫才劇場』(通称:マンゲキ)を牽引していたロングコートダディニッポンの社長紅しょうがマユリカシカゴ実業マルセイユの6組が今春、東京進出。『M-1』常連のロングコートダディ以外の5組は渋谷にある『ヨシモト∞ホール』に所属することが発表された。

東京進出芸人の家賃は20万円

『∞ホール』には先に東京進出した蛙亭や大自然も所属しているので、5組も安心では」(お笑いライター)

 お笑いファン以外にはまだ知名度が高いとは言えない5組ながら、私生活では人気芸人も驚く生活を送っているようで……。

「4月12日に公開されたニューヨークのYouTubeチャンネルで公開された『30分トーク』動画内で家賃を公開したのですが、それぞれ20万円を超える家賃のマンションに引っ越したと明かしていました。また一緒に上京したほかの芸人も同じぐらいの家賃だとぶっちゃけたことで、ニューヨークの2人も驚いていましたね」(ネットニュース編集者)

 動画内でボケ担当の阪本は「大阪時代に住んでいた頃は家賃6万円」「上京したら休みが多くて(家賃を払えるか)不安」と語っていたが……。

「先月、お笑い第7世代としてブレイクした四千頭身の後藤さんが番組で“月収がタワマンの家賃(31万円)を下回った”と明かして話題になりましたが、正直ロングコートダディ以外の5組が20万円の家賃を払い続けるのは厳しいのでは。芸人なので話を盛っている可能性はありますが、事実であれば家賃が高騰する3月に住むマンションを決めたとはいえ、相場を分かっていなすぎると思います」(制作会社関係者)

 一方、吉本事情に詳しい放送作家は「今の吉本の若手は思っているよりギャラを貰っている」と明かす。

「‘19年に発覚した吉本芸人たちの闇営業騒動以降、吉本興業は芸人のギャラの取り分を増やし、現在の取り分は事務所5:芸人5以上だと言われています。加えてコロナ禍以降はライブの配信にも力を入れており、こちらもチケットの売上げの数%が芸人たちに還元されるシステムになったそうです。配信ライブのおかげで月収50万円を超える人も若手も続出していて、今春上京した6組クラスであれば月収60万円以上はあるはずなので、問題ないでしょう」

 前出の制作会社関係者は「今年テレビや賞レースで結果を出さないと厳しい」と指摘する。

コロナの感染状況が落ち着くにつれ、YouTubeや配信ライブの再生回数やチケットの売り上げは落ち着いてきています。しばらくは東京進出のご祝儀として吉本もプッシュしてテレビや営業なども優先的に入れてくれるでしょうが、吉本は賞レースで結果を出していない芸人に関しては見切るのも早いですからね。年内に全国区の賞レースで優勝したり、テレビで結果を出さないようであれば、来年には四千頭身の後藤さんのように月収が家賃を下回る……なんてこともおおいにありえるでしょう」

 満を持して東京進出したのに、来年には大阪に戻る……ということがないように6組には頑張ってほしい!