本場・岸和田の影響で過激になっていった
「祭りそのものに興味がないので、やめてほしい。秋祭りは交通規制が行われるから車を運転しているとウザい。祭り2か月前から始まる練習期間は音がうるさいし。あっ、こんなこと、やってる側には言えないですけど(笑)」(30代男性)
地元の住民でも意見が分かれているようだが……。
「祭りとは“地域の安寧と発展”“五穀豊穣”などを祈るためのもの。“にぎわい”はあくまで副次的なものなので、時代ととともに移り変わってもいいと思います」
そう話すのは、とある神社関係者だ。そもそも、檜尾地区のだんじりは昔は穏やかで、ゆっくり曳くものだったとも。
「本場・岸和田の影響で、どんどん過激になっていったという話もあります。この事故を機会に一度、やる側(自治会)と地元の住民たちとで話し合うべきでしょう」
取り返しのつかない大事故が起きて、後の祭りにならないためにもーー。