とはいえ、《社会的信用を大きく損なった》の言葉の通り、世間からの視線は厳しい。船岡アナの免職に際して、取り沙汰されるのは“カネ”の話。
気になる“退職金”は?
「NHKは国民から徴収する受信料が財源になっています。そこで、船岡さんに対する“退職金”に関心が寄せられているんです。NHKの規定に則れば、懲戒免職の場合は退職金は支給されないものの、諭旨免職については具体的な記載がなく、企業にもよりますが支給されることが一般的。
一部では、船岡さんの年齢から推測すると、退職金は1500万円ほどになるという情報も。ネット上では“不祥事を起こした人間に、受信料から多額の退職金が支払われるのか”と批判的な声が集まっています」(前出・全国紙記者)
この金額が事実であれば国民から不満の声が上がるのも当然だが、関係筋からはこんな話が。
「船岡さんの退職金は、実際には500万円程度だと聞いています。アナウンサーとして実績がある船岡さんですが、局内での立場は平社員の一番上のポジションで、基本給は約40万円だったそう。実力派で確かなキャリアがある彼がその立場に留まっていた理由としては、本人が現場の仕事にこだわって、管理職やエキスパート職に進まなかったことが考えられます。スポーツ中継に定評があった船岡さんなら自然なことかもしれません。金額に関しては、騒動を受けて減額されている可能性もあるでしょう」(前出・NHK関係者)
さらに、船岡アナの今後についてはこう語る。
「“ナレーターや司会業など、単発の仕事をこなしていくのでは”という情報も伝えられていますが、本人の理解を促した上で退職届の提出を勧告する“諭旨免職”だったことを受けて、一部の職員の間では“付き合いのあった業者やNHKの関連団体がこっそり身柄を引き受ける形で、最低限の生活を保障しているのでは”という噂もあります」(同・NHK関係者)
船岡アナの免職が発令されるのは4月28日とのこと。NHKとしては“クビ切り”で幕引きを図りたいところかもしれないが、一件に関してまだまだ議論は続きそうだ。