「視聴者からの問い合わせに対応するため、質疑応答が記載された“マニュアル”が配られました。基本的には処分発表時の文章に沿った内容ですが、“諭旨免職は、退職金が減額されます”といった退職金に関する文言や、本人の様子について“反省の言葉を述べています”という説明も。特に被害者については情報秘匿が徹底されていて、全ての質問に対して“お答えできません”と返答するよう指示がありました」
NHKの給料事情
そんな“Q&A”のマニュアルにも記載があるように、多くの視聴者が気になっているのが退職金のこと。
「船岡さんの退職金は、500万円程度だと聞いています。アナウンサーとして実績がある船岡さんですが、局内での立場は平社員の一番上のポジションで、基本給は約40万円。年齢やキャリアを鑑みると、管理職やエキスパート職に進んでいればもっと高い給料を手にしていたはず。
同年代のある男性アナウンサーは、役職手当を含めた月給が70万円ほど。ボーナスなどを含めた年収は1000〜1200万円に上るでしょう。そういった役職に進まなかった理由としては、本人が現場の仕事にこだわったことが考えられます。スポーツ中継に定評があった彼なら、自然なことかもしれません」
同僚たちと比べると控えめな金額を受け取っていたようだが、世間の声は厳しい。
「NHKは国民から徴収する受信料が財源になっています。ネット上では“不祥事を起こした人間に、受信料から多額の退職金が支払われるのか”“500万円でも貰いすぎだろ”と批判的な声が殺到。そもそも、退職金が払われること自体に納得がいかない人が多いようです」(前出・全国紙記者)
船岡アナの今後について、関係筋からは 「付き合いのあった業者やNHKの関連団体がこっそり身柄を引き受ける形で、最低限の生活を保障しているのでは」と言う話も。
さまざまな情報や意見が飛び交う中、NHKは国民が納得する“Q &A”を見定めることができるか――。