芸能人の「結婚」と「仕事」と「妊娠」。
スポーツ紙やワイドショーが報じた女優の中条あやみ（26）の結婚報道に見られるちょっとした刷り込みが、「結婚」と「仕事」と「妊娠」といった関連のワードに透ける。
中条はインスタに自筆の署名入り文書を発表し、結婚したことを明らかにした。結婚相手は、デジタルマーケティング事業を手掛ける株式会社AVIC（エイビック）の代表取締役社長・市原創吾さん（36）。IT企業の成功者で、資産は20億円以上あるという。中条は「初めて出会ったときから安心感があり、人として尊敬している方です」と全幅の信頼を寄せている。
その情報、いるか？
スポーツ紙やワイドショーは、昔からの習わしで、どうも「結婚」と「仕事」を結び付けたがる。「結婚後も仕事を続ける」という文章を、今回も、いくつかの報道で目にすることになった。
「中条がインスタで、『お仕事においても、引き続き私らしく頑張っていきたいと思います』と発表したこともありますが、女性の俳優やタレントの場合は、お約束のように関連づけられる『結婚』と『仕事』。つまり、発信者側のどこかに、『女性は結婚して仕事を辞めて、家庭に入ることがある』という古い感覚が根付いている、ということです。男の俳優やタレントが結婚した際は、『結婚後も仕事を続ける』という記事を読んだことも、アナウンスを聞いたこともありませんからね」
スポーツ紙若手記者は、自戒を込めそう話す。
「結婚」と「仕事」に続き、関連ワードとして取り上げられるのが『妊娠』だ。前出・スポーツ紙若手記者が続ける。
「ワイドショーも『妊娠はしていません』と伝え、スポーツ紙も『妊娠はしていない』と書いていました。その情報、いるか？ って思いますね。つい先日、結婚を発表したフリーアナの新井恵理那が、結婚と妊娠を同時に発表しましたので、そういう場合は妊娠を報じます。妊娠している人が『妊娠しています』と発表することはありますが、妊娠していない人が『妊娠はしていません』と発表することってないわけで。中条もインスタで発表していませんでしたが、記者が所属事務所に確認したものです」
かくして「結婚」と「仕事」と「妊娠」の、女性タレント、女性の俳優あるあるの、刷り込み報道。
なにはともあれ、中条あやみさん、お幸せに！！
