「帰る場所があるって、すごくありがたいなって思います。今回の『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』しかり、関ジャニ∞というグループもそう。年を重ねれば重ねるほど、本当にそう思いますね」
関ジャニ横山裕「ブランクを感じなかった」
ワケがあって、ひとり暮らしをする5歳の幼稚園児・さとうコタローと同じアパートの隣室に住む売れない漫画家の狩野進。ふたりと周囲の人々の心の交流を描いたハートフル・コメディー『コタローは1人暮らし』。一昨年放送されたドラマの続編を願う多くの声から、パワーアップして帰ってくることに。小学生に成長したコタローと狩野の姿が描かれる。
2年というブランクを感じることなく、すんなりと狩野というキャラクターに入り込むことができたという横山。だが、コタローを演じる川原瑛都くんには成長を感じたという。
「2年前は“まだ”と思って言えなかったことを瑛都に伝えることができていますね。例えば、画面に映っていないときで、集中力が続いていないと感じたとき“相手がお芝居をしにくくなるから、ちゃんと見てあげていないといい作品ができひんよ”とか。役者の仕事が増えてきている瑛都に僕が教えてあげられることは、全部伝えたいと思って。
『コタローは1人暮らし』をやったあとにほかの現場に行って、“そういうところでやっていたんだ”と思われるのはかわいそうですから。僕は基本、甘やかさないです」
先輩俳優として愛情を注いでいる瑛都くんには「しっかり頑張ったら、ご褒美をあげる」と約束をしている。
改めて、ふたたび演じている狩野の魅力を聞くと、
「ちょっと抜けているところがあって、情にもろいところ。狩野のような漫画家さんってヒーロー像みたいなものが自分の中に絶対にあると思う。だから、コタローをほっとかれへんのやろうし。そういうところを意識して丁寧に演じています」