岸田文雄首相の長男で、首相秘書官を務める岸田翔太郎氏に関する“疑惑”がまたも報じられた。
5月26日発売の『週刊文春』によると、2022年12月30日に翔太郎氏が親族ら10人以上と忘年会を楽しんだようだが、問題視されたのは会場だった。
記事と一緒に掲載されたのは、階段上に敷かれた赤じゅうたんに寝そべる男性の写真や、新内閣発足を模するような一同で並んだ整列写真。そう、悪ふざけにも見える写真が撮られたのは首相公邸。
“主”である岸田首相は不在だったのだろうか、その間に同居する翔太郎氏が“自宅”に招き入れたということなのか。彼に至ってはサンダル履きで“神聖”な赤じゅうたんに立つ始末。
まるで公邸を“私物化”するような行いに各方面から非難轟々、ラサール石井も自身のツイッターを更新して《小学生みたいなガキをどこまで甘やかすんだ。『バカ息子!』と叱る者はいないのか》と不快感をあらわにしている。
翔太郎氏といえば、1月にも『週刊新潮』で、政務担当の首相秘書官に起用された直後の2022年10月に、公用車を乗り回して外遊先のパリやロンドンを観光していた、との“私物化”疑惑が報じられたばかり。
今回の忘年会も含めて、要職に就いたばかりで舞い上がっていた時期だったのだろうか。ハメを外す姿に、やはりというかネット上では、
《岸田一族、寿司ペロペロと同類だったのね。 政権末期だな。。。》
《やってることが中学生レベル。回転寿司で迷惑行為を行なってる奴らと大して変わらんぞ》
《これはさすがに中高生のバカッターレベル。どういう教育するとこんな風に育つのか単身の私にはわかりません》
日本の世襲議員に「品格なし」
全国各地で相次いで発覚した、回転寿司店などの飲食店で多発した若者のSNS投稿による迷惑行為と“同レベル”と見る声が上がっている。さらにはーー、
《これが日本の世襲議員の家族か。こんなんじゃ、家柄の価値がない。品格なし。 》
いずれは長男として岸田家を継ぐであろう翔太郎氏の、政治家としての資質や品格を疑う辛辣な意見も見受けられる。
政治家の世襲事情に詳しい政治ジャーナリストによると、
「岸田首相自身も“3代目”で、翔太郎くんが政治家になれば4世代にわたる世襲となります。現役議員で言うと元環境大臣の小泉進次郎氏、副総理の麻生太郎氏らも4世ですね。5世となると鳩山家を継ぐ自民党の鳩山二郎氏くらいでしょうか。
アメリカのブッシュ家のように海外でも世襲は見受けられますが、“石を投げれば世襲に当たる”とも嘯かれるように日本では特に多い印象ですね」
もちろん、国民の生活ために汗水流して働く世襲もいるだろう。ただ、その最もたるべき内閣総理大臣の息子が“迷惑行為の中学生レベル”の行動をしていては、国民からそっぽを向かれても仕方はないか。