デンマークとギリシャに“未婚のイケメン王子”
「例えば、デンマークのヨアキム王子の初婚相手で、'95年にアジア系女性として初めてヨーロッパ王室に嫁いだアレクサンドラ妃。香港生まれの彼女は、中国人とイギリス人の間に生まれた父親と、オーストリア人の母親を持つ“国際派”のキャリアウーマンでした」(多賀さん、以下同)
オランダのアレクサンダー国王と'01年に結婚したマキシマ王妃はアルゼンチン出身。イギリスのヘンリー王子の妻であるメーガン妃は、アメリカ出身の女優だ。
「皇室や王室の方々は、海外での公務やパーティーが多く、多様な国籍の方々と出会うチャンスに恵まれています」
実は、佳子さまの同世代には“イケメン王子”と呼ばれる未婚の王族が多数いる。
「デンマークのマルグレーテ女王の初孫にあたるニコライ閣下は、現在23歳。普段はモデルとして活動しています」(王室ウォッチャー、以下同)
王室の縮小化に伴い、今年1月に“王子”という称号がはく奪。呼称が“閣下”にかわったが、国内では今なおプリンスとして親しまれている。
「ギリシャには、今年25歳になるコンスタンティノス・アレクシオス王子と、23歳になるアキレアス=アンドレアス王子という兄弟がいます。王位継承権を持つ“美しすぎる兄弟”として有名です」
前出の多賀さんは、佳子さまの未来にこう期待を寄せる。
「明るいご性格で、コミュニケーション能力も高い佳子さまは、海外生活も十分に楽しむことができると思います。自由恋愛であることが前提ですが、佳子さまが海外の王族と結婚されれば、その国と日本の友好関係が強化されるでしょう。国際経験も豊富ですし、“世界のプリンセス”として活躍される可能性は十分にあると思います」
海外関連の公務を多くこなされる佳子さまに、ロマンスの足音が着々と近づいている。
小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代皇室史を専門とし、『皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで』など著書多数
多賀幹子 ジャーナリスト。元・お茶の水女子大学講師。ニューヨークとロンドンに、合わせて10年以上在住し、教育、女性、英王室などをテーマに取材