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ー 元宝塚歌劇団月組トップスター・大地真央の作品
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ー 見た目だけじゃない!栄養面も!

 天才画伯、MAO PECCASO DAICHI(マオ・ペカソ・ダイチ)をご存じだろうか? 別名、大地真央。元宝塚歌劇団月組トップスター、日本を代表する女優でもある――。

元宝塚歌劇団月組トップスター・大地真央の作品

個展には大地真央画伯本人も参加。ベレー帽とボーダーシャツでオシャレに(公式サイトより)
個展には大地真央画伯本人も参加。ベレー帽とボーダーシャツでオシャレに(公式サイトより)

 2019年4月23日、画伯のインスタにアップされた写真は、目玉焼きの上にケチャップで描かれたキュートなねこさん。それがはじまりの1枚だった。宝塚時代より自身を“凝り性”と称する画伯だが、女優として忙しい日々のなか、月に1度は《10連続!》などとして目玉焼きアート写真を投稿する凝りよう。

 その作品タイトルは『村の世話役オジンと申します』『太陽みたいなサザエ』『わしは昔は早い競走馬じゃった』など、絵文字を多用し、独特のセンスを感じさせる。まさにこれは天才だというほかない。

 投稿を重ねるほどに爆発する個性と、そのファニーな魅力が評判を呼んで、2021年には東京・銀座と大阪・梅田のLOFTで個展『MAO PECCASO DAICHI#目玉焼きオリジナルアート展』を開催した。同時にグッズも販売し、人気を博した。

 作品のキャンバスは丸4年、いつも『ロイヤルコペンハーゲン』のプリンセスプレート(おそらく19センチ)だ。画材は目玉焼きと、ケチャップに亜麻仁油。この変わらぬスタイルで、今も画伯の情熱は一向に覚める気配がない。

 むしろ円熟のテクをもって、自由にのびのびとアートの創作を楽しんでいるかのようだ。画伯の情熱が継続する理由はなにか。クリエイティブの楽しさか、おいしさか、はたまた……。