思い出されるのは斉藤由貴だが…
NHKはこれまで、朝ドラや大河ドラマの出演俳優が放送中に不祥事を起こしたときはどう対応してきたのか。
「撮り直しや代役ですぐ思い出されるのは、2019年に放送された大河ドラマ『いだてん』のピエール瀧さんですね。中村勘九郎演じる主人公のマラソン選手の足袋を作る職人という重要な役を演じていましたが、コカイン使用の疑いで逮捕されたとき、NHKはすぐに三宅弘城さんを代役に立てて撮り直しをしました」(前出・テレビ誌ライター、以下同)
そのほか、翌2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』でも、重要な役だった沢尻エリカが逮捕されて、川口春奈が代役に抜擢されたことも記憶に新しい。ただ、ピエール瀧も沢尻エリカも、麻薬取締法違反で逮捕されたケースだ。
「不倫騒動だと、斉藤由貴さんでしょうか。2018年に放送された大河ドラマ『西郷どん』に出演予定だった斉藤由貴さんが、やはり『週刊文春』の報道によって不倫を認めて出演を辞退。まだ撮影は始まっていなかったので、撮り直しにはなりませんでしたが、衣装合わせのやり直しなど、現場は大変だったと思います」
鳥羽シェフもNHK『きょうの料理』に出演予定
じつは広末涼子の不倫相手であるシュラン1つ星レストランのオーナーシェフ・鳥羽周作氏は、NHKの料理番組『きょうの料理』に出演中だ。
「長寿番組の『きょうの料理』にしては珍しく、テロップを多用するなどYouTubeのような演出をしている〈強火で行こうぜ!〉という不定期のシリーズがあるのですが、そのシリーズに鳥羽さんはよく出ています。今月27日に鳥羽さんの回が予定されていますが、番組を見ている主婦層にとっては、いいイメージではないのは確か。見送りという可能性もあるのでは」(前出・NHK関係者)
朝ドラと『きょうの料理』は、どちらも50年以上続くNHKにとって大事な番組。ダブル不倫の二人が奇しくも同時期に出演予定というピンチを、NHKはどう対処するのだろうか。