目次
Page 1
ー 共演者がライブ会場にも
Page 2
ー ホラー以外の“怖いもの”は「人」!?
映画『忌怪島/きかいじま』6月16日全国公開 配給:東映(c)2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会
映画『忌怪島/きかいじま』6月16日全国公開 配給:東映(c)2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会
すべての写真を見る

 

「デートで見る映画にもピッタリだと思うので、ぜひカップルの方にも楽しんでいただきたいです。僕のようなホラーが苦手な人同士でも面白さを感じていただけると思うので」

 映画『忌怪島/きかいじま』でホラー映画に初主演した、なにわ男子西畑大吾。監督は、『呪怨』や『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』の“恐怖の村”シリーズなどを生み出してきたジャパニーズホラーの巨匠・清水崇。今作が決まる前から、監督の作品を見ていたという。

「清水監督の作品は、もちろん怖いです。でも、登場人物たちの人間関係や、作品全体としてのストーリーがしっかり描かれているので、恐怖だけではない。だから、ホラーが苦手な僕からしたらありがたいです」

 今作で西畑が演じたのは、天才脳科学者の片岡友彦。

「友彦は、非科学的なものをまったく信じない人。その人が、“イマジョ伝説”が残る呪われた島に来て、信じていないものに直面したとき、どんな声を出すのか、目線をどう動かすのかということはすごく考えました。台本には“叫び”としか書いていないとしても、それが“キャー”なのか“ギャー”なのか。もしくは、“ワー”か“ヤー”か。そういう細かいところから清水監督と話しながら友彦を作り上げていきましたね

共演者がライブ会場にも

 天才らしく、数式を勢いよく書き続けるシーンもある。

「結構、すんなりと覚えることができて。撮影の20分くらい前にめっちゃ数字が並んだ紙を渡されたんです。“覚えられへん”と思いながらも、規則性があったので意外と頭に入ってきて。何を書いているのかはわからなかったけれど、手が動きましたね。もしかしたら、天才かもしれん(笑)」

 昨年の4月から5月にかけて奄美大島で撮影された今作。作品とは対照的に、撮影現場は和気あいあいとしていたと話す。

僕は東京と奄美を行ったり来たりで、観光らしいことはあまりできなかったのですが、キャストのみなさんで泥染め体験をしに行かれたことがあって。僕のために泥染めのTシャツを作ってプレゼントしてくださいました。みなさん、今作で初めて共演させていただいた方ばかりですが、島での生活で“あのお店が美味しい”とか“ここにいろいろと売っている”と情報交換していたこともあって、すっかり仲良くなりました。

 ムードメーカーの平岡(祐太)さんは、なにわ男子のデビュー曲『初心LOVE(うぶらぶ)』のダンスを覚えてきてくださったりして。ライブ会場にもいらしてくれて、客席からめっちゃ手を振ってくれました(笑)。すごく優しいお兄ちゃんで、いまでもたまに飲みに行かせていただいています